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DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

MIDIチャネルとトラックについて

Dominoでは各楽器パートを「チャネル」に割り当てるインターフェースになっているが、一般的なDAWでは「トラック」に割り当てる仕組みとなっている。この相違は私のような初心者にとっては非常に紛らわしい点の一つである。

MIDIはいわば演奏データの送受信プロトコルなので、通信チャネルという概念が前面に出ている*1。当然ながらMIDIデータをファイル(SMF)として保存した場合も、どのチャネルを通して何の楽器(音色)を鳴らすか、という情報がそのまま記録される。これはMIDIシーケンサーとしてのDominoの機能そのものである。MIDI検定2級実技の譜面やセットアップ指定においてもチャネルしか出てこないため、特に不都合なことは何一つない。

少々面倒なのは、DAWを使う場合である。DAWで一般的なトラックとMIDIチャネルは別物であるため*2、通常DAW側で以下のような設定が必要になる:

[更新 02/05/2017] ここは後日書いた以下の記事に差し替え訂正する:

daw-jones.hatenablog.com

  1. MIDIトラック(MIDIデータ専用のトラック)を用意する。
  2. 上記MIDIトラックの送信MIDIチャネルを割り当てる。
  3. 上記MIDIトラックに対応する音源トラック(MIDIデータを受信してソフトシンセの音を鳴らしたりエフェクトをかけたりするトラック)を用意する。
  4. MIDIトラックに上記音源トラックを出力先(Tracktion 5 では"Destination")として紐づける。

これを各パート全部について設定してやる必要があるので、少なくとも初期段階のセットアップは結構煩雑である。ただし、それ相応の恩恵もあり、

  • GM音源以外の音色を自由に選択できる。
  • トラックごとに凝った音響エフェクトをかけられる。

といったようなメリットがある。

今まで何度か書いたように、MIDI検定2級実技ではエフェクトなどの仕上がりは審査対象外なので Domino によるMIDIデータ作成とGM音源再生までで必要十分である。しかし、芸術評価も加わる1級実技に対応するためにはDAWによる追加編集作業が不可欠であろう。Tracktion によるMIDIデータ取り込み編集については、将来課題として本年後半に実習する予定である。

*1:チャネルに付随して「ポート」も絡んでくるのだがここでは省略する。

*2:両者の対応関係については「ミュージッククリエイター ハンドブック」の§3-1-4「MIDIデータ再生の仕組み」を参照。