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DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

複数音源のレイヤー合成 (Tracktion)

Tracktion 5 上での音色レイヤー合成の実現方法について備忘録的にまとめておく。

音色のレイヤー合成とその目的

レイヤー合成とは音色の重ね合わせのことであり、音色に厚みや広がりを持たせる目的でEDM等において多用される。単色では線が細いストリングズやパッド系の音色で効果を発揮するように思う。異なる音源プラグインを組み合わせるとより効果的であろう。

個人的には、ストリングズやブラス・セクションの補強テクニックとしての活用を念頭に置いている。たとえば、生楽器サンプルのストリングズはどうしてもアタックや音圧が弱いので、他のサンプル音源またはシンセの音色を重ねることで適度な厚みを出したい。

T5での実現方法

結論としては、ラックフィルターの機能を使う。

もっと安直な方法として、ソースのMIDIクリップを別のトラックにコピペし、異なる音源で同時に発音させてよいが、仮にMIDIデータの修正があった場合はコピペし直す必要があるため非常に効率が悪く、あまり実際的ではない。

下図は、ラックフィルターを使ったレイヤー合成の簡単な構成例である。この場合は、Synth1 と TAL Noisemaker を組み合わせて合成している。もちろん必要に応じてエフェクターなどのプラグインをいくらでも追加配線できる。ただし、CPUパワーとのバランスは考える必要がある。左手の青線がMIDIデータの入力線であり、右手の黄線はステレオ出力2チャンネル(左右)に対応する。

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このようなラックフィルターは、仮想的な音源プラグインとして、いわば一つの独立した楽器の役目を果たす。したがって、ミキシング編集においては、他のプラグインと同列に扱える。