DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

2015年2月期練習曲No.2の演習

ご無沙汰していたMIDI検定2級2次試験演習の続き。今日は、2015年2月期練習曲セットから練習曲No.2を取り上げて分析し、要点を整理しておく。

入力を始める前に譜面全体のチェックを

あまりにも当たり前過ぎることではあるが、初心者として改めて肝に命じなければならない手順として、打ち込み前には必ず譜面全体を一通り閲覧チェックし、要注意点等書き出しておくことを強調したい。これをやるだけでミスは相当減ると思う。

私も以下の勘所を書くにあたっては、制作後のレビューまとめというよりも、実は入力前に洗い出した要注意点をベースにしている。これは他の練習曲でも同様である。

ピッチベンドとモジュレーション

ハーモニカのパートは、メロディそれ自体は音数も少なく易しい。しかし、細かしいピッチベンド・コントロールモジュレーション変化が山のように指定されている。ある意味、練習には打ってつけかもしれないが。

ピッチベンドのコントロール・データは、例によってコピペによる対応が効率的であろう。ただし、2箇所だけ下降モードになっているので、うっかりコピペには要注意である(これはある意味ひっかけ問題っぽい)。また、下降の場合は再度"0"値に戻すことも忘れないようにする。

このパートの場合、ピッチベンドの下降時は、上昇時よりもゆったりした速度で変化させる方が自然な演奏効果を出せる。

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レガート

ストリングズはほぼ全域にわたってレガートが指定されているので、タイとの混同に注意する。レガートのゲートタイムは音価の100%とし、レガートの終端のみ概ね90%とする。

エレピのバッキング

以前にも指摘の通り、コードを多用するバッキング・パートは、調性によってはMIDIキーボードを使ってステップ入力する方がMMLによる記述よりも簡単であろう。

本曲は調性がAマイナーまたはCメジャーなので、原則として白鍵しか使わず、キーボード入力は比較的容易である。逆にもっと複雑な調性の場合は、ノートミスのリスクが飛躍的に高まるため、調性解釈機能を備えたMMLで対応する方が無難と思われる。

ハンマリング

もうすっかり慣れたが、ベースではお馴染みのハンマリングが多用されている。本曲では、ベースのみベンドレンジが12半音の指定となっていることに注意する。2級実技の練習曲では、特定のパートのみベンドレンジが他と異なる設定を指定されることはよくある。

このパートのピッチベンド・コントロールは同パターンの繰り返しなので、コピペで対応すれば速く入力できる。

ベロシティの漸減加工

ギターの最後の2小節に、ベロシティの長い漸減過程がある。ここは律儀に一件ずつベロシティを打ち込んで行くよりも、GUI(右下のイベント・グラフ・ペイン)で下降直線を引いて一挙に変更してしまう方法がベストである。最後はppp(ピアノピアニッシモ)で終止するため、16を目標に下げる。

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蛇足ながら、いつものことだがギターの1オクターブ下げは忘れないように心掛ける。

ドラム譜入力の要注意点

同一ノートでベロシティが異なる表現があるので注意する。たとえば、ノートNo.46では64と80の2種類ある。同様にNo.47とNo.55も2種類ある。

このような引っ掛け出題がありうるということだから、入力に着手する前に、使用するノート番号とベロシティの一覧表を作るか、譜面にマークを入れるか等の手段により、同一ノートでベロシティの変化があるか否か、あるとしたらどの小節か、チェックできるようにした方がいい。

あと基本事項の再確認として、タイ記号で繋がった先のノートは入力しないでよい。これは以前書いた下記記事の通りである。

daw-jones.hatenablog.com