本年1月の NAMM 2017 ですでに公表されていたようだが、Tracktionシリーズが発展進化してWaveformとして生まれ変わり、本国ではちょうど1週間前の4月3日に正式リリースが公表された。
遂にと言うべきか、ミキサー・コンソール・ビューが提供された模様。これがなかったのはTracktion最大の泣き所で、長年にわたるユーザの強い要請をさすがに無視できなかったのだろう。あと注目すべきは、コード・ヘルパー等様々な作曲支援ツールが搭載されている点で、私のような初級者には結構ありがたい機能だと思う。また、内臓サンプラー・シンセとしてCollectiveが同梱されるが、これは最近私が使い始めた Studio One の内臓シンセ Presence XT に奇しくもよく似ている。T5では非常に貧弱である内臓エフェクター類も大幅に機能向上しているようである。
なお、ようやく日本市場の代理店パートナーが決まり、Media Integration, Inc. が日本ユーザ向けの窓口とサポートを請け負うようである。同社による販売開始は4月27日を予定とのこと*1。
所詮は趣味の範疇なので私は現状T5でもあまり不足は感じないが、今秋予定のMacの買い替えタイミングでWaveformにアップグレードしようかと検討中。抱き合わせバンドルなしのBasicバージョンで税込$103弱というのはこの手の高機能DAWとしては破格の安さである。