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DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

2016年2月期練習曲No.2の演習

MIDI検定2級2次試験演習の続き。今日は、2016年2月期練習曲セットから、練習曲No.2を取り上げて分析し、要点を整理する。

シンセリード

フレーズ自体は全然難しくはないが、スタッカートの点在には要注意である。また、シンセリードではお馴染みであるピッチベンドによるチョーキング奏法とCC#1モジュレーションが頻発しているので見落とさないようにする。ベンドレンジはテンプレ標準設定の2半音を前提にしていることに注意する。

13小節目に登場する6連符の入力について確認と補足。要は4分音符を6分割するわけだが、Studio One 3 Prime(以下S3)のMIDI編集画面では入力パレットに6連符が用意されているわけではないので、ここは「16分音符の3連符 × 2」と解釈して入れる(下図参照)。

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ギター

下例のような、いわゆるミュート奏法が駆使されており、Xの音符部分をMIDIで擬似ミュートさせる*1。具体的には、譜面指図の通りにゲートタイムを20ティックに絞り込んでノート入力する*2。あとハンマリング・オンが2箇所あるので注意。

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エレピ

右手の和音(コード)は同一パターンの連続が大半なのでコピペ対処で大幅に効率アップを図る。幸いS3の場合、範囲指定の上で"D"キーを押下すれば次々と連続複写が可能で非常に便利である(下例参照)。

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左手低音部については、"8va bassa"の指定があるため、記譜音程よりもさらに1オクターブ下げる必要がある。個人的にはやや違和感ある印象も受けたのだが、ベースの補強的な位置づけであろうか。

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その他全般

オルガンを除いて最終小節最後の音にアクセント記号">"が付いている(下例参照)。したがって、ベロシティは1ノッチ上(16程度加算)となる(ドラムのベロシティは楽器別指定のため対応不要)。ここはうっかり見落としてしまうリスクが高い。

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調性は E Major であるが、調号のシャープが4つも付いており、慣れていないとMIDIキーボードによる入力はしんどい(下例参照)。調性サポート機能がないDAWなどによるノート入力はピッチミスに重々注意する必要がある。これはS3のスケール(キーナビゲート)機能で随分と助けられているところである。

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*1:ギターのミュート奏法のシミュレート法については、公式ガイドブックの§6-4「MIDIデータによる演奏表現」p.227 を参照。この方法はソロで聴くと貧弱だが、他パートと混ぜると意外にしっくりと馴染む。もっと凝るならば、ミュートのサンプリング音源を使うやり方が今では一般的であろう。

*2:ドラム音源と異なり、Presence XT のエレキギター音源ではこの極小ティックも正常に発音はする。