DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

イベントリスト問題の解説 (1)

MIDI検定2級2次試験の練習曲実践は、2017年2月期の4曲セットを残すのみとなったが、これを消化する前に再び1次試験のイベントリスト問題をやっつけてしまい、残りの実技演習にフィードバックさせたい。

そこで今回より何度かに分けて、過去のイベントリスト問題の簡単な解説を書いておこうと思う。個人的な備忘録としての意味合いが強いが、過去問は単に正答しか公表されておらず、どこが出題ポイントになっているのか判然としない場合もあるため、将来の他受験者の一助にはなるかもしれない。

解説対象のイベントリスト過去問について

新制度問題は、制度切り替え時の模擬試験含めて全部で6回分あり(模擬試験および第14回から第18回まで)、これらはすべて考察の対象にしたい。おそらくGW中には解き終わってしまうだろう。なお、一番直近の第18回問題についてはすでに下記記事にて概説済みである。

daw-jones.hatenablog.com

 

旧制度問題は、入手可能な解答付きのものに限れば8回分利用できる(第6回から第13回まで)。これらについても、GW明け以降5月中を目処に時間の許す限りにおいて取り組みたい。ただし、新しい年度分から優先的に着手し、時間切れとなった場合はその時点で一旦終了とする。また、第6回のみ最近の出題傾向(正誤問題)と異なるので割愛したい。

新制度模擬試験の解説

問題 Chapter 6-3, 6-4 (a): 臨時記号の小節内有効

6小節目の頭でE1はフラット化されるため、本小節内ではすべてEb1となる。したがって、最後の音はE1ではなくEb1とする(下図参照)。

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問題 Chapter 6-3, 6-4 (b): ゲートタイム

ギターのミュート奏法のゲートタイムが主題。4小節目1拍目の下図丸囲みしたノートのゲートタイムが間違って8分音符相当になっている。該当A2のゲートタイムを"00:216"ではなく、ミュート奏法に適した"00:010"とする。

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問題 Chapter 6-3, 6-4 (c): ハンマリング・オンのベンド戻しタイミング

ハンマリング・オンした後のピッチベンドをゼロに戻すタイミングは、必ず次のノートオンより前にする。

下図第4小節の3拍目に入るハンマリング・オンのベンド戻しが、4拍目のノートオンの後に入っているので誤り。

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問題 Chapter 6-3, 6-4 (d): ノートオンのタイミング

下図下線で記した音符D3のノートオンのタイミングがおかしい。その直前にあるチョーキングとプリング・オフの複雑な組み合わせは red herring のようなもので、直接は関係ない*1

要は第4小節の3拍目から240ティック(16分音符2個分)先にノートオンする必要があるが、360ティック先となっているため誤りである。

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*1:MIDIデータ入力の見本として2級2次試験実技用の参考にはできる。