DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

リミックス・ネタの補足 (国内編)

前回記事の追記。

daw-jones.hatenablog.com

英語が苦にならなければ、MetaPopは質量ともにリミックスのネタが充実しており、各コンペに参加するかどうかに関わらず、種々雑多な楽曲のステムを気軽に落としてミックスダウンの練習をやってみたり、適当に遊んだりできる。

それで邦楽はどうなのかと改めて調べてみたところ、案の定公認リミックス・コンテストは非常に数が限られるが、最近では以下の2件が話題になっているようである。ただし、海外標準と随分違うというか、食い足りなさを否めない。

一つは、ネットでも結構バズっていたTMNのヒット作 "Get Wild" のリミックス・コンテストであるが、実態はリミックスというよりアレンジ・コンテストに近い。というのも、ステムとして提供されるのは1分程度の長さのボーカル断片(しかもビットレート80kbpsのMP3ファイル)のみだからである。私はもうただただ苦笑しつつ、著作権にナーバスなavexの腰の引け具合に興を削がれる。締め切りが8月16日盆休みの頃まで長いので、気が向いたら何か作ってみてもいいかもしれないが、小室節全開の原曲が個人的にはあんまり好きじゃないしな...。

ssl.avexnet.or.jp

 

もう一つは、私が全然知らないダンスミュージック・グループ w-inds の公式リミックス・コンテストである。こちらは1GB超のステム音源をがっつり落として文字通りのリミックスにチャレンジできる趣向となっている点はよい。ただし、制作物はMP3化したものをメール送付するだけで、コンペ中はYouTubeSoundCloud等で一般には公開されない。再生数がある種の人気投票としての役目を果たしたり、ネット上で盛り上げることによる口込み効果も期待できるため、SNS非公開での密室コンペなど今どき考えられず、思わず唸る。出来レースじゃないのか、という疑心暗鬼に駆られかねない。締め切りが今月末なのはちょっとキツめ。個人的にはパス。

www.w-inds.tv