DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

MIDIイベントの複製共有 (Studio One)

Studio One の操作で、知ってるようで案外知らないかもしれない小技について。

編集画面では、Dキー押下で単純な複製 (Duplicate) が可能で、これはよく知られているし、私も頻繁に使う。他DAWのようにCtrlキー/Commandキーと組み合わせる必要がないため、作業効率が大きく向上し、非常に重宝する機能である。

ここでShiftキーも同時に押すと、Shift + D 押下で複製共有 (Duplicate Shared) となり、相互にMIDIデータを共有する依存関係となる。この時、共有関係となった各イベントの左下には共有マークが付く(下例参照)。

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共有中のイベントをどれか一つ修正すると、同じ共有関係にある別のイベントもすべて同様に変化する。つまり親子関係にはなく、すべて対等に同期する。上例のように、イベントの配置は隣同士に連続していなくてもよい(離れた小節やトラックにまたがっていても構わない)。また、ベロシティやピッチベンド、コントロール・チェンジなどもすべて共有・同期する。

これは、同一パターン要素で構成されることが多いポピュラー曲の制作にはありがたい機能であり、頻繁な試行錯誤を繰り返す上で大変便利である。同様の機能を備える他DAWも少なくないとは思うが詳細は不明*1

ただし、複数の異なる共有関係が存在する場合、各イベント同士がどの共有依存関係で結びついているのか一瞥しただけではわからない。したがって、イベントの色分けで対応するなどの工夫が必要となり、そこだけ要注意である。

*1:Tracktion 5 の場合は、MIDIクリップをループ指定(クリップ上部の"L"アイコンを押下)して右に引き伸ばすと同期コピーできる。ただし、元のクリップと隣り合わせで連続する効果に限られる。