DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

譜面解釈とMIDI表現 (3) トレモロ

2016年のMIDI検定1級課題曲では、バイオリン・パートでトレモロ (tremolo) が2箇所出現する。譜面上は、下図のように、基音に対して斜線を何本か追記することで音符の刻み方(速さ)が指定される。下例の場合、追記斜線2本含めて旗が合計3本ということになるので、32分音符で刻みながら半音ずつ下がっていくというフレーズ、という解釈になる*1

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したがって、ノートの打ち込み例としては、以下のような感じになる(縦グリッド線は32分音符単位)。

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基本は上例のようにMIDI表現のみで対応できると思うが、音源によりトレモロ用の音色が別途用意されている場合はそれを使う(または重ねる)方がよいこともある。通常音色で刻むと機械的で不自然に聞こえる場合は特にそうである。

Studio One の内蔵音源 Presence XT で備えている弦楽器系音色は結構クオリティが高く、たとえば "15 Violins Legato" で上述のようにトレモロを刻んでもそれほど不自然には聞こえない。なお、トレモロ用に "Tremolo Strings" も用意されているので、トレモロ箇所についてはこちらを鳴らしてもいい(あるいは通常レガート音色に重ねて発音させる)。

音源によっては、トレモロその他アーティキュレーション用のスイッチを音域外のキーに割り当ててオン・オフできるものも少なくない。この種の機能は積極的に併用すると効果が出ると思われる。

その他、トレモロ効果を出すプラグインエフェクターも数多く存在するが*2、すべての楽器音色でしっくり当てはまるかどうかは聴いてみないとわからない。下手な使い方をすると、かえって機械的で滑稽な印象を与える可能性もある。

*1:詳しくは、楽典.comの記事などを参照。

*2:どちらかというとパッド系シンセ音に適用するためのEDM用主体なので、生楽器音色にはふさわしくないかもしれない。