日本国内でSoundtrapを積極活用しているユーザは非常に少ないのではないかと推測するが、最近気づいた注意点らしきものを一応備忘録的に書いておく。なお、Soundtrapについては以下の過去記事でも少し触れた。
オーディオ素材作成にいいかと思っていたが...
SoundtrapはWebサービスにしては高音質で、無料枠で楽しむのであれば、ピンポイントでのちょっとしたオーディオ素材生成用に使えると考えていた*1。お手軽なエフェクト類が割と充実しており、ボーカル録音にも使い道がありそうに思える*2。
トラック別ダウンロードの限界
当然のことながら、エフェクト処理後のトラック別ステムをWAVファイルでダウンロードしたいと思うわけだが、実際に試してみると、エフェクトが掛かっていないドライの状態でしか落とせない。これはオーディオのみならずインストゥルメント(MIDI)トラックであっても同様の結果になる。
どうしてもエフェクト適用後のステムを落としたい場合は、該当トラック以外をすべてミュートにしたミックスをダウンロードするという手段しかないが、この場合はWAVではなくMP3でしか落せないという制約がある。しかもこのMP3には時々プチプチとノイズ混入する場合があり(クリップノイズか?)、音質上許容できない。
ということで、ステムをWAVで落とせぬならば使い道がないな、という結論である。元来メインで使い倒すつもりはなく、必須ツールというわけでもないので特に不都合が生じる事態ではないが、ちょっぴり残念な結果であった*3。
蛇足だが、MIDIトラックのダウンロードの際は、ドライのオーディオ書き出ししか対応しておらず、MIDIデータそのものは落とせないようである。なぜこのような仕様なのかは不明。