DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

MIDI検定2級2次(2018年2月期)の練習曲が公開へ

今年も例年通り、12月25日のクリスマスの本日、年明け2月末に実施予定の第19回MIDI検定2級2次試験用練習曲セットが一般公開された。

MIDI検定2級2次試験練習曲スコア及びMP3について

4曲のスコアをざっと眺めたところ、新出表現があったりと難易度が高い印象を受ける。実は前回の2017年2月期に大きく難化しており、その傾向を今回も引き継いだと見受けられる。出題陣が交代したせいかどうかは不明だが、2級実技も多彩な表現手法の観点では1級と遜色ないレベルに上がってきており、今後は上級者とてあまり舐めてかかれないと思われる。

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楽曲個別の解説メモのようなものは、年明けの実習時に改めて書くことにして、ここでは今すぐに気づいた点や要注意ポイントなどを軽く触れておくことにする。

ベンドレンジ

ベンドレンジは楽曲やパートによって、デフォルトの"2"のままとするか、"12"に変更するか、2種類が使い分けされている。ここは例年通りではあるが、慣れていないと非常に紛らわしく、ピッチベンド・チェンジの値と整合性が取れないことになる。

オクターブ調整

4曲ともギターが入っていないため、記譜より1オクターブ下げる移調はベースのみとなる*1。他は明示的に"8va"の指示がある。

スウィング表現が登場

上記練習曲掲示サイトの補足事項2点目に詳しく説明されている通り、今回はいわゆるスウィング・テンポの表現が提示された(練習曲No.2)。新制度の2級実技では初めてかと思う。

今現在私が取り組んでいる2013年1級課題曲はジャズ曲であり、まさしく同様のスウィング表現が盛り込まれているため、でき過ぎた偶然に驚愕しているところだが、今回2級実技の補足解説は非常に大きなヒントとなる。また、添付の模範演奏(MP3)を繰り返し聴いてテンポ感の確認に努めたいところである。

DAW上でのスウィング・テンポの実現方法については、当然ながらクオンタイズとの関係が深いため、そのあたりは上記1級課題曲演習と合わせ、追って書き記すこととしたい*2

新たなコントロール・チェンジによる表現

上記練習曲掲示サイトの補足事項3点目に書かれている通り、練習曲No.3の最後にチョロっと新しいコントール・チェンジ(CC)が加わっている。具体的には CC#74 Brightness を使って音色を連続的に変化させる表現である。これもたぶん初登場ではなかろうか。

しかしこれは打ち込みテクニック的には他CCとまったく変わりないため、全然難しくはないと思う。ちなみに、Dominoでは Cutoff Frequency の編集項目を選べば、ベロシティやその他のCC同様にCC#74を入力編集できる。

CC#74に対応しない音源を使う場合は、Cutoff Frequency(またはローパス・フィルター)で代用できると思うが、別途検証することにしたい。

 

*1:MIDIデータ上では1オクターブ下げるということ。ベースは音源側で既に1オクターブ下がっている場合が多いので、その場合再生時は記譜通りに戻す必要がある。

*2:補足事項指示通りのタイミング調整(ずらし)を手動でやるよりも、クオンタイズを援用した方が省力化でき、またミスの可能性を減らせる。クオンタイズのやり方については別稿で書く。