DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

MIDI検定1級2017年度課題曲楽譜が公開

昨年8月に実施された第9回MIDI検定1級課題曲スコアの一般公開・販売が19日より解禁となった。

MIDI検定1級試験(課題曲set)の販売のご案内

作曲者の総評ではベートーベン交響曲第5番を独自解釈でアレンジした楽曲とのことだが、昨年合格者発表時のコメントではベートーベンのべの字もなくただラテン風という記載が見られただけだったので、両者が結びつかずにちょっと混乱する。

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ちなみに交響曲第5番のポップス翻案と言えば、私が真っ先に思い浮かべるのは映画 "Saturday Night Fever" (1977) でフィーチャーされたディスコ・アレンジ曲である。これはあまりにも有名過ぎで、今でも時々映画などのサントラに使われることがある。

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同曲とラテン風味の掛け合わせというものでは、YouTubeを検索するとマンボNo.5との合体アレンジが数多くヒットする。私は全然知らなかったので、こんなアレンジもあるのかと新鮮な衝撃を受ける。まさか昨年1級課題曲はこれのオマージュもといパクリではないとは思うが、スコア実物を拝見していないのでなんとも言えない。

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さて、私は今まですでに3曲(2011年、2013年および2016年度の楽曲)の1級課題曲演習を実践したが*1、同演習としては2017年度本課題曲の実習でそろそろ終わりにしようと思う。主要ジャンル(クラシック、ロックおよびジャズ)は一通り網羅済みだからもう十分で、わざわざ全作品をやることもなかろう。打ち込み演習ばかりでは同じようなことの繰り返しでさすがに飽きる。他人が書いたスコアの忠実な打ち込み再生は正直言ってあまり面白くないし...*2

とりあえず5月GW明けぐらいを目処にスコアを購入後、楽曲の分析等に関してはこれまで通り制作演習に並行して書こうと思う。

*1:いずれもスコアの分析と制作レビュー記事を書いた。興味ある向きはご参考までに。ニッチ中のニッチとは言え、正直ネット上でここまで書いてる資料はないと自負する。

*2:賛否両論あるところ。一定ルール下での審査としては仕方がないとは思うが、スコアを与件として打ち込み主体のテストという評価形態がニーズに合わず1級受験を敬遠する音楽関係者も少なくないようである。個人的には2級は非常によく練られた理想的な試験だと思うが、1級は2級との重複を避けてもう少しMIDI打ち込みの比重を下げてもよいのではないか、という不満はある。