下記記事を受けて個別の注目箇所を引き続き書き記していく。
今回は、ピアノ・パートに出現する若干トリッキーな和音演奏の小節を取り上げる。具体的には、以下譜例のように高音部と低音部で一部のノートが重複しているケースである。
これを譜面通りに素直に打ち込むと、それぞれC3とB2のノートが明らかに重複してしまう。しかし重複ノートは減点対象になるため、このままではまずい。
ゲートタイムは評価対象外であることを念頭に、この場合の重複ノートを回避する方法としては、例えば以下のようなMIDIノートの展開法が考えられる。一応これでピッチとタイミングは譜面通りとなる。
なお、私はピアノの専門家ではないので、実際の運指がこの通りかどうかは定かではない。またこのような紛らわしい記譜法が一般的であるかどうかもよくはわからない。いずれにせよ、初心者は一瞬戸惑うところだと思う。