DTMやDAWの話から外れてしまうが、今年上半期が終了するタイミングで当ブログもHTTPS配信に切り替えてみたので、移行に関するちょっとした知見などを共有することにしたい。
他ユーザの体験談をいくつか参照する限りでは、意外に煩雑な印象もあって尻込みしていたが、結論から言うと、外部リソースを読み込むような独自カスタマイズがない設定であれば、非常に簡単である。
はてな提供ドメイン上のブログは本年4月中旬以降にすべてHTTPS移行可能となったのだが、私はいわゆる混在コンテンツ (mixed content) の変換対応やそのノウハウが落ち着くまでしばらく様子見していた。現状では、はてなブログが提供する編集機能だけを用いてデザインしている場合は、ほぼすべての部品がはてな側で自動的にHTTPS化しているため、ユーザが逐一該当URLを修正する必要はなく、まったくの杞憂に終わった。
すなわち、デザイン・テーマに公式テーマを用いて、サイドバー等に外部リソースをべたべた貼り付けていない標準設定であれば、画像に関する以下2点の再設定を済ますとHTTPS化は完了する:
- ヘッダのタイトル画像を再度アップロードし直す。
- ブログアイコン画像を再度アップロードし直す。
懸念していたブログ記事中の引用記事埋め込みについては、サーバ側のプログパーツ配信機能によってすでにHTTPS化されている。また、記事中の画像に関しては、デフォルトのはてなフォトライフ経由貼り付けであれば、こちらもすでにHTTPS化が済んでいる。したがって、現状ではいずれも再度貼り付け直すなどのユーザによる修正作業は一切必要ない。当ブログのやや古い2016年に書いた記事でも問題はなかった。
はてなブログの標準機能以外に非常に大掛かりなカスタマイズを施しているのでなければ、案外あっさりと移行できるようなので、まだの方は躊躇することなく早めに移行することをお勧めしたい。
追記 (2018-10-14)
移行後に気づいたのだが、古い記事(投稿時期などは特定できず)を引用している場合、ブログパーツがブランクの状態になって記事リンクだけ表示されることがある。なので、引用先記事はいわゆる mixed content の状態にはならずに安全な接続が確立されはするが、消えてしまったブログパーツを復旧させるためには、引用記事のURLを"http"から"https"に手動でHTML編集する必要がある。