DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

MIDI検定認定指導者資格について

当ブログのアクセス解析を見ていたらMIDI検定2級指導者資格に関するクエリーがたまたま混ざっていたので、認定指導者資格について一言触れておきたい。

AMEI認定のMIDI検定指導者資格は、MIDI検定2級以上の合格者に門戸が開かれており、4級指導者から入って3級指導者、そして2級指導者へと到達するコースになってる。いずれもAMEI主催認定講座の受講と試験合格が義務付けられている。

2018MIDI検定指導者認定講座開講のご案内

なお、本年度の指導者講座は、2級指導者講座が9月中下旬に実施・終了しており、4級・3級含めて新たな受講は来年度以降ということになる。

AMEI認定指導者を名乗り、公式ガイドブックを使ってMIDI検定受験講座を開くためには必要とされるようなので、一応は業務独占資格の衣を纏っている。しかし、認定指導者を名乗らず、あからさまにMIDI検定受験対策を謳わなければ特に必要とされないとも解釈でき、その辺は国家資格と違って曖昧である。

さて、この認定指導者資格が費用対効果に見合っているのかどうか、であるが、これは受講者の立場によって異なると思われる。すなわち、既に音楽専門学校の講師であるか独立自営でレッスンを提供している人であれば付加価値として検討に値すると考えられるが、そうでない場合(趣味でDTMを嗜んでいる人など)は無意味であろう。MIDI検定は受験人口が非常に限られているため、指導者資格を得て新たに受験講座を開講したところで大きなビジネスに結びつく可能性は、哀しい哉なきに等しい。ちなみに私は後者のケースで音楽講師稼業ではないから本資格はまったく眼中にはない。

個人的にはこの認定指導者資格はまったく屋上屋を架すようなものに見えて、たとえばMIDI検定1級合格者にそのまま指導者資格を与えればよいではないか、と思ってしまう。協会の財政支援等いろいろと大人の事情はあるのだろうが、こと認定指導者資格に関しては資格商法と揶揄されても仕方ない側面があることは否めず。