ここ数日DAW関連でMacユーザをザワつかせていたニュースとして、Logic Pro X の大型アップデート10.5版の登場があった。
ポイントを押さえた解説読み物としては、以下の記事が的確で読みやすい。
細かい実演チュートリアルは以下記事+動画が詳しい。
今回追加または更新された機能詳細をいちいちこの場で列挙することは控えるが、要するに、現時点で業界標準的なプロ仕様DAWとして搭載されてしかるべき機能はすべて盛り込み尽くした、という印象が強い。
しかも洗練されたUIに税込¥24,000という破格な値段である。事実上 Logic Pro X が上級DAWの bare minimum みたいな位置付けになってしまい、上記藤本氏の記事で指摘されるように競合潰しというか、Apple以外のサード・パーティーのメーカーは、ユニークなシンセとかAI作曲支援やら強力なコード・ヘルパーといったもっと他の付加価値で勝負しないと差別化が難しい段階に入っていると思う。
あとはもう私のようなGarageBandユーザであれば、上級DAWの移行先としてはとりあえず Logic Pro X で決まり、という結論が出てしまった感もある。少なくとも1本目のメイン・ツールとしては十分お釣りがくるほどである。
個人的には、本ブログでも無償Prime版を度々取り上げた Studio One が結構気に入っていたのだが(MIDI/トラック編集画面が抜群に使いやすい)、Pro版は結構なお値段がするため、費用対効果を考えたら Logic Pro X に敵わない。