DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

MIDI検定2級1次試験のイベントリスト問題

MIDI検定2級の実技演習を一旦休止している間、1次試験のイベントリスト問題だけ先行してお試しでやってみた。取り組んだのは、昨年末第18回2級1次試験よりイベントリスト問題の4問である。

残念ながら最初の1問だけミスってしまい、あとの3問は正解したが、音数が多い割にはピッチミスを突いた問題は結局1問(第2問)だけで、なんだか拍子抜けする(出題バリエーションを考えれば当然か)。まとめると昨年問題の引っ掛け所は、

  1. ゲートタイム(レガートになっていない所は音価の80〜90%程度とする)
  2. 臨時記号の小節内有効(見落としやすい和音のケース)
  3. CC#11の漸減過程に沿わない異常値(減少プロセスから外れる値)
  4. ハンマリングオンのタイミング(ティック値のミス)

の4種となる。

イベントリスト問題は、先にある程度2級2次試験の実技練習をやってから取り組むとアプローチしやすい。譜面やコントロール・チェンジの記法に慣れるという意味もあるからだ。私はDAWの試運転も兼ねて、たまたま実技演習の方を先に着手したのだが、結果的にはその順番で正解だったように思う。もちろん、イベントリスト問題の学習結果を実技演習にフィードバックさせることも同等に重要である。

なお、上記の通り引っ掛けポイントは様々なので、結局譜面とイベントリストは一通り全部嘗めないと解答には到達しないと思われる。幸い、試験時間はトータル90分とたっぷりあるので、最悪でも時間が全然足りなくなるという事態には陥らないであろう。

蛇足: その他の知識問題の復習と対策について

知識問題の準備は夏以降でも間に合うであろう。なお、知識問題に関しては新旧制度間で出題範囲と傾向が大きく異なるため、旧制度問題は特にやらなくてもいいと思う。

また新制度問題についても、演習時間を確保しにくい場合は直近2、3回分ぐらいにとどめ、あとは間違ったところを公式ガイドブックに立ち返って復習を繰り返すという対策で十分ではないか。というのも、毎年まったく同じか同工異曲の問題ばかりなため、何年も遡って反復する必要性を感じないからである*1

*1:昨年受験済みの3級対策で得た教訓でもある。同じことの繰り返しでは飽きるだろうし、別に満点を狙う必要はないから、合格レベルに達していると確信できた時点で過去問演習は打ち切ってよい。