DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

敷居が低くなったSysExのメーカーID取得

今月初旬にAMEIから告知があったように、SysExメッセージ中に埋め込まれて用いられることがあるグローバルでユニークなメーカーID (Manufacturer ID Number) の取得条件が緩和された。詳細については DTM Station の下記解説記事が参考になると思うが、要す…

Studio One 4.5 新機能とPrime版

先月に中間アップデートにしてはかなり多数の機能改修を実施した Studio One 4.5 であるが、Sleepfreaks の以下紹介記事で要点が簡潔にまとめられていたので、備忘録的に記しておきたい。 その前に。この種の機能改修にはありがちと思うが、5月末に早速バグ…

アルゴレイブの世界

先月末にWIREDの記事でアルゴレイブ (algorave) の話題が取り上げられ、はてブ界隈で若干バズっていたので、少し掘り下げて備忘録的に書き記しておきたい。 wired.jp 英文の元記事は2ヶ月前の3月末に公開されていたようだが、ご参考までに。 www.wired.com …

MIDI 2.0 改訂の動向

MIDI規格のバージョン2.0への改訂は、昨年に狼煙が上がって以降今年に入ってから本格化しており、その動向については本ブログでも随時追跡してアップデートを図ってきた。 daw-jones.hatenablog.com この改訂過程で検討されている次期規格仕様に関しては、つ…

Studio One 4.5 がアップグレード・リリース

つい先日の5月22日に、Studio One 4 が 4.5 へ無償アップグレードされた。バージョン4のメジャー・アップグレードからちょうど1年ぶりの中間アップデートとなり、いくつかの新機能についてはPrime版でも利用可能となっている。 70以上の新機能追加ということ…

実用講座が充実しているUdemy

平成最後、と思ったら零時を過ぎてしまったので令和元年初日、の記事として新たなる学びの機会に着目し、久々にMOOC関連で一つ追記しておこうかと思う。 私自身は今まで Coursera と edX の2大MOOCをよく利用しており、興味を引く講座があればつまみ食い程度…

MIDI検定2級の総評コメントでDomino使用上の注意喚起

もうかれこれ3週間ほど前に、平成最後となった本年2月期MIDI検定2級2次の試験結果がすでに公表されていたものの、当ブログで触れるタイミングがすっかり遅くなってしまった*1。 実は試験実施時に書いた私の寸評記事でも引用させてもらったのだが、とある受験…

iOS版シンセの Synth One はオススメ

昨日 Apple App Store の Today 紹介ページでフィーチャーされていたため、私を含めて初めて気づいた人も少なくなかったのではないかと想定されるが、オープンソースの無償iOS版シンセ Synth One *1がとても素晴らしく、思わず紹介したくなった次第である。 …

Google Doodle で自動作曲

本日春分の日の Google Doodle は、バッハ生誕334周年を記念した自動作曲ツールになっていて、機械学習を応用した作曲技法に関心がある私にはちょっとしたサプライズだった。 www.google.com www.itmedia.co.jp 機械学習系の裏の仕組みは Magenta プロジェク…

第20回MIDI検定2級2次試験(H30)が終了

2019年2月期のMIDI検定2級2次(実技)試験が先週末2月16日から18日にかけて実施され、予定通り終了した模様である。 本番では練習曲No.4に類似したテイストの和風な楽曲であったようで、もし他の練習曲に盛り込まれていた転調や変拍子が入っていなかったとす…

アジカンも気づいた低域問題

私は特にアジカン (Asian Kung-fu Generation) のファンというわけではないけれど、1週間ほど前にバズっていた下記記事は今現在の足元の音楽シーンを如実に反映しているという意味では非常に興味深い、というかちょっと感慨深い印象すら抱かせた。 realsound…

最先端UIへ進化中のWaveform

久々の Tracktion Waveform 小ネタ。 27日まで目下開催中である楽器音響関連の国際見本市 NAMM 2019 にて Waveform 10 のプロトタイプが展示披露されているようで、次期バージョン新機能の一端を垣間見ることができる。 Waveform は、制作ワークフローの効率…

動き出した MIDI 2.0 への規格改訂

国際的な展開としてMIDI規格がバージョン2.0へと改訂に動き出したとの下記記事が結構バズっていたので、備忘録がてら少し触れておきたい。具体的な改訂領域については下記記事を参照していただくとして本記事での繰り返しはなるべく避ける。 www.dtmstation.…

GarageBand: キー設定/転調とループ素材

GarageBand(または Logic Pro X)付属のループ素材は、種類がとても豊富な上に音質も良いので、やろうと思えばループ素材の組み合わせだけでいくらでも楽曲を制作することができるほどだが、素材のクオリティに加えて特筆すべきは、楽曲のキー設定に合わせ…

DAW国内シェア推計調査

昨年12月月間に実施された「DTMステーション」によるDAW国内シェア推計調査の最新結果が公表され、大変興味深い。個人的には半ば予想通りというか、さほど意外性がないように思える側面もある。 www.dtmstation.com Studio One シェア拡大の最大要因は、上記…

今年に本ブログで取り上げたいトピックなど

年も改まったところで新年の抱負というほどのものではないが、本ブログで新たに追求したい課題や取り上げたいトピックなどについて展望を述べておくことにしたい。半分以上は自分自身に向けてのTo-Doリストみたいなものではあるが。 DSP (デジタル信号処理) …

MIDI検定2級練習曲(2019年2月期)を見る

師走の慌ただしさでつい更新が滞ってしまったが、冬季休暇に入ったところで年末恒例で公開されるMIDI検定2級実技試験練習曲をちょっとレビューしてみたい。 1級到達後はMIDI検定ネタはもう要らないかな、と思ってはいたものの、個人的なブラッシュアップも兼…

二大MOOCの比較雑感

下記記事でも紹介されている通り、大学発信の講座を中心としていわゆるMOOC (Massive Open Online Course) が昨今花盛りである。基本的に機械学習やプログラミングなどのSTEM系講座が圧倒的多数だが、音楽やその他アートなどの人文系講座も探せば結構たくさ…

AIと自動作曲

2週間ほど前の記事(前編と後編)になるが、国産自動作曲プロジェクトとして割と名が知られている Orpheus に参画していた研究者の方のインタビューが色々と示唆に富んでおり、興味深く拝読した。 www.orpheus-music.org www.itmedia.co.jp www.itmedia.co.j…

Studio One に月次レンタル・プラン登場

小ネタだが、面白い動きだと思ったので紹介がてらのメモ。 最近のソフトウエアの販売モデルとして、使いたい期間だけを必要に応じて支払うといういわゆるサブスクリプション型が結構増えてきているように感じられるが、Studio One もその仲間入りを果たした…

Waverazor LE が無償公開

日本での知名度はあまり高くはないのだが、Tracktion社から提携販売しているプラグインの変わり種シンセ Waverazor が11月に入って無償のLE版を出したので、備忘録を兼ねて紹介しておきたい。私も早速ダウンロードして Tracktion 7 に入れてみた。 www.dtmst…

MIDI検定1級の得点と評価シート

このところMIDI検定ネタが続いてしまったが、かなりニッチなテーマゆえ*1、1級到達により本記事でそろそろ一区切りということにしようかと思う。 daw-jones.hatenablog.com また、MIDI検定の受験アプローチについては下記記事でほぼ書き尽くしたと考えられる…

MIDI検定試験の意義について

DTM全般に関してはズブの素人で、DAWを触ったことすらなかった私も約2年がかりでMIDI検定3級から2級、そしてついに1級まで到達を果たすことができたのだが、これまでの学習歴やスキルアップの来し方を振り返ってみて、私自身が考えるMIDI検定試験の意義を改…

2018年MIDI検定1級試験の合格者発表

本日25日、去る8月に受験した第10回MIDI検定1級試験の合格者受験番号が協会サイト上に掲示され、私も無事に合格したことを確認した。 MIDI検定1級受験番号発表 協会サイトの総評コメントや私が以前書いたレビュー記事の通り、本年の課題曲は音数がかなり少な…

MIDI検定認定指導者資格について

当ブログのアクセス解析を見ていたらMIDI検定2級指導者資格に関するクエリーがたまたま混ざっていたので、認定指導者資格について一言触れておきたい。 AMEI認定のMIDI検定指導者資格は、MIDI検定2級以上の合格者に門戸が開かれており、4級指導者から入って3…

通信カラオケのデータ制作現場とMIDI

「DTMステーション」で通信カラオケのデータ制作大手であるシーミュージック社の取材記事が掲載されており、とても興味深い内容である。 www.dtmstation.com 通信カラオケではリクエストごとにカラオケ配信会社からMIDIデータをダウンロードして現場のGMハー…

Python 3 エンジニア認定データ分析試験が来夏開始

ちょっと音楽関連から脱線してしまうが、以前から気になっていたPythonエンジニア認定試験・データ解析編のカリキュラムと実施スケジュールがようやく決定、つい2週間ほど前に公表されたようである。昨年の基礎編スタート時とは違ってメディアではあまり報じ…

デジタル信号処理の基本学習

DAWを使ったオーディオ編集やシンセによる音作りをやっていると、習熟レベルを一段上げるためにはどうしてもデジタル信号処理の基本を理解する必要に迫られると思う。 基本中の基本事項に関しては、MIDI検定の公式ガイドブックでも第4章から第5章あたりにか…

10月の楽器フェアで種々のAMEI主催セミナー

今年の「楽器フェア2018」は、以下の通りに10月19日から21日の3日間、東京ビッグサイトにて開催されるが、AMEI主催セミナーも充実した題目が揃っており、MIDI検定受験者やDAW/DTMに興味ある人はこぞって参加されるといいと思う。と書きつつ首都圏在住ではな…

w-inds.が投げかけるJ-POPガラパゴス化への疑問

1ヶ月ほど前Yahoo!に掲載された音楽ユニットw-inds.のインタビュー記事が個人的に結構刺さったので備忘録がてら紹介しておきたい。 news.yahoo.co.jp 特に最後の方の以下の一節は、プロアマ問わず一応は念頭に置いておいた方がよいであろう情勢認識だと思う:…