DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

制作一般

T7の新機能注目点 (Tracktion)

本年度MIDI検定1級の本番に重なったせいもあり、T6からT7へアップグレードしてから大して触らぬまま1ヶ月程度間が空いてしまったが、先日に新機能の概要をざっと把握する機会を得たので備忘録がてら簡単にまとめておこうと思う。 daw-jones.hatenablog.com …

オーケストレーション入門講座

8月31日よりSleepfreaksでオーケストレーションの入門講座7回シリーズが始まったようで、これは来年以降のMIDI検定1級受験者にとっても結構助けになる参考資料ではないかと思う。 sleepfreaks-dtm.com 何度かこのブログでも書いたように、MIDI検定1級の課題…

T7が無償開放へ (Tracktion)

Just a quick note だが、旧Tracktionシリーズの最終版にあたるT7が昨日より無償版として提供されるようになった模様である。 www.tracktion.com 合わせて現行主力製品であるWaveformへの乗り換えキャンペーンも実施中のようだが、Tracktion社としてはユーザ…

興味深かったMPC特集

ライムスター宇多丸師匠のTBSラジオ帯番組である「アフター6ジャンクション」で、先頃7月30日の放送回が非常に興味深く、私のようなDTM愛好家にとっては新たな知見の宝庫であった。 www.tbsradio.jp AKAI MPC (MIDI Production Center / Music Production Co…

便利なパターン編集とMIDIデータ (Studio One 4)

以下記事の続きで、Studio One 4 (Prime版) のもう一つのエディター新機能であるパターン・モードについて簡単に検証してみたい。 daw-jones.hatenablog.com なお、本機能の概要については、例えば以下の解説動画がとても参考になるのでそちらを参照してもら…

ディープ・ラーニングによる音楽の生成

昨年夏に自動作曲ツールの調査研究をやった一環で、ニューラルネットを用いた音楽生成モデルの代表例であるMagentaプロジェクトなどの存在を知ることができた。 daw-jones.hatenablog.com Magentaは自分で実際に動かしてみたりもしたが、その後自主制作上は…

Studio One 4 のPrime版がリリースへ

待ちに待った Studio One 4 の無料Prime版が本日よりPreSonusの本家サイトで公開、ダウンロード可能となったようである。前のバージョン3を本家サイトより落としてインストールしていたユーザはメール通知があったかと思う。私も早速アップグレードしたので…

同一トラックで途中の音色変更を伴う場合のSMF作成 (Studio One)

以下記事の続きになるが、Studio One の重要な仕様を指摘しておきたいので、別出しの一般記事として書くことにする(ちょっとマニアックです)。 daw-jones.hatenablog.com 途中の音色変更とMIDIデータ 同一楽器パート(トラック)において途中の音色変更を…

MIDI検定1級演習 2017年課題曲 (5) エレキとピッチベンド

MIDI検定1級2017年課題曲の要所ポイントを書き記すシリーズの最後として、今回はエレキのパートに注目してみたい。 daw-jones.hatenablog.com 本曲のエレキに関しては、大きく分けて2種類の勘所がある: ピッチベンド・コントロールを使ったベンディング(チ…

新しいフリーのサウンド素材

最近になって LANDR と NI (Native Instruments) の大手業者からロイヤルティ・フリーのサウンド素材がダウンロード利用できるようになったので、備忘録がてらに紹介しておきたい。サウンド・ライブラリーもクラウドの時代に移行しつつある動きが垣間見える…

BandLabを試してみる

W3Cの Web Audio/MIDI API 仕様の普及により、いわゆるブラウザーDTMを提供する各種サービスが花盛りだが、そのうちの一つである BandLab を試してみたので備忘録がてらに感想などを書いておきたい。 ちなみにBandLab社は、Gibsonから Cakewalk を買収して事…

Studio One で書き出すSMFのティックずれ修正

Studio One で書き出し保存したSMFを Domino で読み込んでチェックすると、数は少ないものの所々でノートオンのタイミングとなるティック値が微妙にズレていることがある。計算誤差なのかどうか原因は不明なのだが、ほとんどは1ティックだけ前後にズレるケー…

Studio One がバージョン4にアップグレード

Studio One はバージョン4に上がるまで有償Professional版の購入は控えた方がよいだろうと昨年はずっと粘り続けていたのだが、本日遂にバージョン4リリースの発表があった。たぶん秋のバーゲン・シーズンにぶつけてくるのではないかと想定していたので、意外…

MIDIデータの譜面化 (2) MuseScore

以下記事の続きで、今回はMuseScoreを使用した譜面化を検証してみる。 daw-jones.hatenablog.com SMFのインポート 前回と同様に、システム・セットアップデータが付加されたSMFを作成し、これをMuseScoreに読み込むとする。 SMF作成後、メニューバーから フ…

MIDIデータの譜面化 (1) GarageBand

MIDI検定2級2次試験およびMIDI検定1級での1次審査対応において、各ノートのピッチとタイミングの確認は十分に尽くす必要があるが、視認性があまり良いとは言えないピアノロール編集画面上での目視検証だけではどうしても限界ある。 そこで補助手段として、MI…

ソング間のトラック丸ごと複写について (補足)

以下の元記事に対して id:psycholococolo さんよりコメントを頂き、Studio One の場合の対処方法をご教示くださったので、謝意を述べるとともに、本記事で改めてまとめておきたい。 daw-jones.hatenablog.com 別のソングで使った特定トラックの設定(音源音…

コード理論の新しい教科書

和声すなわちコード進行の理論は、MIDI検定実技では直接必要となる場面はないものの*1、自主制作ではある程度は知っておいた方がよい有用な知識の一つである。 コードの基礎理論に関する手引きやウェブ・チュートリアルの類はそれこそ星の数ほどあって、私の…

コード進行アプローチ再考

先週一部で話題になっていた音楽バラエティ番組「関ジャム」によるJ-POPの音楽理論的な分析がなかなか興味深かった。音楽好きにはすでに広く知られている話がほとんどだったが、要点は簡潔によくまとめられていて一見の価値はある*1。 togetter.com リズム主…

スケール主体の作曲アプローチ

以下の小ネタ記事に対する補記。同じような悩みを持った人が多いせいか、本ブログでは割とアクセス上位の記事であるが、iOS版のGarageBandを触っているうちに、初心者はむしろスケール主体のアプローチで取り組んだ方が主題となるメロディーを着想しやすいの…

ボカロ代替ツール(?)としてのAlterEgo

ボカロ楽曲の制作シーンもすでに衰退論が囁かれる昨今、なにを今更感があるかもしれないが、代替ツールとして無償版AlterEgoがそこそこ使えそうだったので備忘録がてらに書き留めておく。 sleepfreaks-dtm.com Mac版はAUプラグイン仕様なので、Tracktion は…

Chrome Music Lab を覗いてみる

もう1週間ほど前になるが、以下記事で Chrome Music Lab の新機能である Song Maker が紹介されていたついでに、自主制作に使えそうな自動作曲ツールでもあるかと思って同Lab全体をざっと試してみたところ... jp.techcrunch.com musiclab.chromeexperiments.…

音圧戦争雑感

先月末あたりにはてなブックマークでバズっていた以下の記事と、その記事より引用されている参照記事を一読しての感想をメモ書き程度にちょこっと記す。 note.mu 追加の参照記事: 収録レベルの話:Studio Gyokimae 音圧アップ競争のバカバカしさについてはま…

GarageBand: iOS版での演奏成果をどう取り込むか

昨年末に書いた以下記事に対する若干の補足。iOS版GarageBand(以下GB)を使った演奏結果を援用する際の具体的なワークフローに関し、一例として書き添えておく。 daw-jones.hatenablog.com 目的: Touch Instrument の美味しいとこどり どのようなDAWを使う…

DTM作曲への道のり: 初心者体験談に思う

ネットで資料を渉猟中に偶然見つけた以下の体験談記事が面白かった: 究極初心者がとりあえず聴けるレベルの曲を作れるようになるまで · GitHub それにしてもGitHubでこんなDTM絡みの記事は大変珍しい。思わず頷いたり身につまされる話もあったりして、最後ま…

Flow Machines と自動作曲

下記に補足して、気になるAI自動作曲プロジェクトに Flow Machines を書き加えておきたい。 daw-jones.hatenablog.com ソニーコンピュータサイエンス研究所(パリ)にて研究開発されている Flow Machines は、最近読んだBBCの以下記事よりその存在を知ったの…

ソング間のトラック丸ごと複写について

あってもよさそうなのに、意外とDAWに搭載されていない機能として、異なるソングを跨いだトラックの丸ごと複写機能がある*1。「丸ごと」というのは、使用インストゥルメントやエフェクトおよびそれらの設定すべてを含む。 要するに、別の曲で使った特定トラ…

FM音源の学習と Yamaha DX7 のマニュアル

以前書いた以下の過去記事に対するちょっとした補足。 daw-jones.hatenablog.com 減算方式のアナログシンセと違ってFM音源のシンセは音作りが難解であるという印象が根強いが、基本原理は案外単純なので、きちんとお勉強すればある程度は自分で音作りできる…

MacによるオーディオCDの作成

以下記事の補足で、オーディオCDの作成方法に関する簡単な備忘録とする。幸いサードパーティー製の書き込みソフトは一切不要である。 daw-jones.hatenablog.com iTunesを使う方法 データ書き込み同様に非常に単純で、要はiTunes上に適当なプレイリストを作り…

Macへの光学ドライブ導入とCD焼きについて

MacによるCD-Rのデータ書き込みに関し、備忘録として簡単にまとめておく。ほとんど一般論だが、MIDI検定試験での実技対応を念頭に置いている。 MIDI検定試験での成果物提出フォーマット MIDI検定2級2次試験では、SMFとWAVファイルの2つをデータCDに書き込ん…

CC#74 Brightness の対応

以下記事の補足ではあるが、コントロール・チェンジ (CC) #74 Brightness (スウィープ表現)の適用方法に関して少し掘り下げてみる。 daw-jones.hatenablog.com Dominoによる対応方法 右下編集ペインの中から "LPF Cutoff Frequency" を選び、他CC同様に制…