DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

Domino

MIDI検定1級の得点と評価シート

このところMIDI検定ネタが続いてしまったが、かなりニッチなテーマゆえ*1、1級到達により本記事でそろそろ一区切りということにしようかと思う。 daw-jones.hatenablog.com また、MIDI検定の受験アプローチについては下記記事でほぼ書き尽くしたと考えられる…

MIDI検定1級演習 2017年課題曲 (6) 総括その他

MIDI検定1級の2017年課題曲演習を終えた締めくくりとして、最後のまとめやその他気づいた点などを書いておく。 daw-jones.hatenablog.com 私はこれまで2011年(ポップ・ロック)、2013年(ビッグバンド・ジャズ)、2016年(クラシック)と来て2017年課題曲(…

同一トラックで途中の音色変更を伴う場合のSMF作成 (Studio One)

以下記事の続きになるが、Studio One の重要な仕様を指摘しておきたいので、別出しの一般記事として書くことにする(ちょっとマニアックです)。 daw-jones.hatenablog.com 途中の音色変更とMIDIデータ 同一楽器パート(トラック)において途中の音色変更を…

Studio One で書き出すSMFのティックずれ修正

Studio One で書き出し保存したSMFを Domino で読み込んでチェックすると、数は少ないものの所々でノートオンのタイミングとなるティック値が微妙にズレていることがある。計算誤差なのかどうか原因は不明なのだが、ほとんどは1ティックだけ前後にズレるケー…

MIDI検定1級演習 2017年課題曲 (1) 概観

時の経過は速いもので、本年度MIDI検定1級試験の本番までいつの間にやらあと3ヶ月となった。そこで一応最後の演習・準備として、昨年2017年度の課題曲を実践演習することにしたい。 個別詳細なテクニックや注意点などについては演習がてら順に追記していくつ…

MIDI検定2級試験を振り返る

MIDI検定2級に無事パスしたついでに、私がこれまでに辿った学習方法や実技制作のアプローチなどに関して要点を簡単にまとめておこうと思う。今後受験される方の参考になれば幸いである。 daw-jones.hatenablog.com daw-jones.hatenablog.com 1次と2次の対策…

Studio One によるMIDIデータ書き出しのおさらい

Studio One 3.5(以下S3)から楽曲中のMIDIデータをファイルに書き出す方法には2種類あり、それぞれ目的と仕様が微妙に異なる。自分でもちょっと紛らわしいので、ここで両者の相違点などをまとめておくとする。特にMIDI検定受験者でS3を制作ツールとして使用…

スウィング(シャッフル)とクオンタイズ (2)

以下記事の続きで、本稿では Studio One 3.5 Prime版(以下S3)における具体的なスウィングMIDI入力の方法について記す。 daw-jones.hatenablog.com 2種類の入力手順 S3含めて一般的にDAWでは以下のような2種類の入力手順が考えられる: ピアノロール編集画面…

スウィング(シャッフル)とクオンタイズ (1)

以下の記事で書いた通り、今回のMIDI検定2級2次試験練習曲の一つに8分3連のスウィング(シャッフルまたはハネ)表現が登場した。スウィング調の制作については私も初体験なので、少し掘り下げて書き記しておきたい。 daw-jones.hatenablog.com 基本的な考え…

MIDI検定1級演習 2011年課題曲 (11) SMF作成上の注意点

以下記事続きのシリーズ記事ではあるが、SMF作成に関しては2011年度課題曲に限らず全回に共通する方策となる。一部については2級実技にも当てはまる内容である。 daw-jones.hatenablog.com Studio One (DAW) でやるべき作業 1次審査用のMIDIデータ編集ファイ…

MIDI検定1級演習 2011年課題曲 (9) ギターとストラミング

以下のギター音色関連記事の続きで、スチール・ギターのストラム奏法(和製英語ではストローク)について掘り下げる。MIDIでギター演奏をシミュレートする際、最大の課題の一つと言える。 daw-jones.hatenablog.com スコア上の記譜例 明らかにストラムすべき…

バッハ気分に浸るツール

夏休みの自動作曲探求シリーズの第3弾。 daw-jones.hatenablog.com 今回は、アルゴリズム作曲ツールの変わり種である Abundant Music を試してみる。これは一言で言えば、バロック音楽生成機である。 最初にサンプルを聞いた方が雰囲気が伝わると思うので、…

WolframTonesの不思議な世界

夏休みの自動作曲探求シリーズの続き。 daw-jones.hatenablog.com 自動作曲とかアルゴリズム作曲と呼ばれる分野では、近年はニューラルネットをベースにした機械学習モデルが主役に躍り出た感があるが、それ以外の手法を使ったモデルも結構昔から多数存在し…

Chordana Composer よりMIDIデータ生成

前回記事を受けて、Chordana Composer のMIDI書き出し機能を試してみたので概要や特徴などをまとめておきたい。 daw-jones.hatenablog.com なお、MIDI書き出しを含めたアプリ全体の機能概要については、2年前の記事だが下記「DTMステーション」のレビューも…

MIDI検定1級課題曲をDominoで再生

MIDI検定1級課題曲の制作では、Studio One で作成した楽曲データのSMFにセットアップ・データを付け足し、Dominoで微修正を加えて完成形のSMFを書き出す*1。2016年課題曲を例にすれば、最終的には以下のようなMIDIチャネル構成とイベントリスト(一部)が出…

PythonでSMFを操作する (7) 不要メッセージの削除とファイル保存

前回からの続きだが、PythonによるSMFの編集加工シリーズは一旦これで終了とする。ここまでの一連の操作を経た修正後のSMFをDominoに読み込み、再生してみた結果については稿を改める。 daw-jones.hatenablog.com 不要メッセージの削除 前回まで放置したまま…

PythonでSMFを操作する (6) 移調

前回の続き(注: かなりマニアックです)。操作要領はほとんど同じである。 daw-jones.hatenablog.com ノート番号と移調 MIDIでは音程をすべて半音単位のノート番号で管理しているので、移調・転調については各メッセージのノート番号を一斉に同一インターバ…

PythonでSMFを操作する (5) MIDIチャネル変更

前回の続き(注: かなりマニアックです)。今回は既存メッセージのMIDIチャネルを変更するが、要領は前回のデルタタイム修正とほぼ同じである。 daw-jones.hatenablog.com Studio One で書き出したSMFの大きな問題 Studio One (Prime版)で Presence XT を使…

PythonでSMFを操作する (4) デルタタイム修正

前回記事の続き(注: かなりマニアックです)。今回は、前回未解決であった最初のノートオン・メッセージのデルタタイム、すなわち発音タイミングをシフトして修正する。 daw-jones.hatenablog.com データ挿入に伴うズレ 途中挿入したセットアップ・データの…

DominoでSMF保存した場合の注意点

今になって気づいたのだが、Domino上で各トラックの音色を選択設定した後にSMF保存すると、Domino独自の余計なバンクセレクトMSB/LSBメッセージが挿入されてしまう。 MIDI検定実技では、2級と1級を問わず、レギュレーション違反で減点対象になる可能性がある…

PythonでSMFを操作する (3) セットアップデータ挿入

前回の続き(注: かなりマニアックです)。前準備は済んでいるものとする。 daw-jones.hatenablog.com セットアップデータの生成 セットアップ用のデータは、コントロール・チェンジとプログラム・チェンジを組み合わせた一連のメッセージ・リストとして定義…

PythonでSMFを操作する (2) SysEx挿入

前回記事の続き(注: かなりマニアックです)。今回はトラック1の1小節目冒頭に所定のSysExメッセージを挿入してみる。 daw-jones.hatenablog.com 下準備 midoパッケージのインポートと、Studio One から書き出したサンプルのSMFファイルをmid変数に読み込む…

PythonでSMFを操作する (1) 下準備と読み込み

今回より、少々マニアックにはなるが、PythonによるSMFの加工編集処理について何度かに分けて(五月雨式に)書いていく。なんでそんなことするの?、という根拠については以下に記す。なお最初に断っておくが、以下の話はあくまでMIDI検定実技対策上の要請で…

譜面解釈とMIDI表現 (2) 変拍子の対応 (Studio One)

MIDI検定1級課題曲では変拍子は当たり前のように頻出しており、たとえば昨年の2016年課題曲では、43小節目の1小節だけ4/4から6/4に拍子が変わっている*1。 因みに2級実技では、転調は2016年2月期の練習曲で1曲盛り込まれているが、変拍子については私が知る…

MIDIデータの移調方法 (再考)

以下の前回記事では、Studio One 側でMIDIデータ自体を移調編集してしまう方法を書いたが、効率的なワークフローの観点からはこれはあまり好ましくない方法だと判明したので、別法に改めたい。 daw-jones.hatenablog.com daw-jones.hatenablog.com Studio On…

テンポ・チェンジとMIDIデータ (Studio One)

以下の過去記事で書いたように、MIDI検定1級の成果物として提出するSMFにはテンポ・チェンジも反映させなければならないが、念のため検証したところ、Studio One とDominoの連携上は特に支障がないことが判明したので備忘録としてまとめておく。 daw-jones.h…

MIDIによるギターのストローク表現

MIDIを使った主たるギター奏法シミュレーションのうちで、ミュートとチョーキング(ベンディング)、ハンマリングオン(またはプリングオフ)の3種はすでにMIDI検定2級の練習曲でカバーされている。しかし、もっともギターらしい奏法とも言えるコードストロ…

MIDI検定実技対策のワークフロー

MIDI検定試験の実技対策用ワークフローが概ね固まったので、2級と1級あわせて下記の通りにまとめておきたい。 Domino と Studio One 3 Prime(以下S3)および Tracktion 5(以下T5)を組み合わせた手順で少々込み入ってはいるが、全工程で無償ツールを活用し…

2016年2月期練習曲No.3の演習

MIDI検定2級2次試験演習の続き。今日は、2016年2月期練習曲セットから、練習曲No.3を取り上げて分析し、要点を整理する。 本曲は、後半に転調を伴うところが最大のポイントであろう。しかし、フレーズ自体はどのパートもほとんど8分音符で構成され、連符も見…

MIDI検定2級2次対策のワークフロー変更

結論から書くと、ゲートタイム編集前のMIDIデータ入力でMMLはもはや使用せず、 Studio One 3 Prime (以下S3)を使うよう改める。これにより、1級実技と2級実技でワークフローをほぼ同じに統一できるメリットもある。すなわち、基礎となる楽曲MIDIデータはS3…