DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

SysExとDX7音色設定

以下記事で、Yamaha DX7 互換FM音源の音色データ・フォーマットにMIDIのSysExメッセージが使われていると知って、すかさずメモ。個々のSysExデータを32音色(ボイス)分まとめてファイル化したものがsyx形式ファイル*1として流通しているようである。

www.dtmstation.com

DAW全盛の時代にSysExはもう使い道ないだろうと勝手に思い込んでいたが、こんなところで生き残っているとは露知らず、正直とても驚いた。DX7に限らず、他のハードウエア楽器でもSysExメッセージで音色設定データをインポート/エクスポートすることは割と一般的であるようだ。この辺の事情は不覚にも今の今までまったく知らなかった。

MIDI検定の公式教科書である「ミュージッククリエイター ハンドブック」を紐解いてみれば、実は Chap. 3-5 「モードメッセージとシステムメッセージ」の1節に「システムエクスクルーシブの活用・利用法等」(pp.125-126) という概説があり、MIDI機器の音色データや設定保存用に使われる旨さらりと書かれている。しかし、個人的には活用する場面や経験がまったくなかったこともあり、2級1次試験の学習時にはあまり腑に落ちなかった。この点に関しては、Logic Pro X の以下の公式ヘルプ解説の方がより明解かもしれない。

support.apple.com

要するに、デバイス固有データのやりとりに使われる各メーカー独自仕様のMIDIメッセージであるが、実際のところ、DAWとソフトシンセだけで制作している分にはSysExにお目にかかる機会は皆無だろう。その唯一の例外が、上記DX7音色データファイルといった感じである。もっとも、わざわざSysExメッセージとして意識する必要はほぼない。

ネット上で出回っているDX7互換の音色ファイルについては、以下の個人サイトが集大成の集積場所になっており、検索では必ず一番トップに来る著名サイトである。おそらくここだけ見ておけば基本的には全部網羅できるのではなかろうか。私も後日いくつか試しに落としてみて、DEXEDにインポートしようと思う。

Dave Benson's DX7 Page

*1:SMFの一種であるが、ヘッダーなしの簡略版が主流の模様。当然ながらSMF同様にバイナリファイルである。