DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

MIDI検定2級実技制作の手順

年末に初体験お試しで練習曲1曲を使った制作実習を一通り完了し、MIDI検定2級実技の制作手順がほぼ固まったので、ひとまずまとめておくことにしたい。本日は作業手順の流れをざっと概観するに留め、個別具体的な詳細については稿を改めて追々書き足していく。最後に、今回制作に使ったサンプル練習曲を題材に、楽譜解釈上の問題点・疑問点なども後日追記するつもりである。

作業手順の流れ

概ね以下箇条書きの順番に従う。各工程における詳細注意点は追って記す。

  1. マスター編集ファイルの作成 (1): 協会提供のMIDIテンプレファイル Setup_Template.mid を Domino へ読み込み、これをベースにマスター編集用のDominoファイル(dmsファイル)を作成する。その際、不要なチャネルは削除する。削除チャネルは、当然ながら制作対象の楽曲ごとに異なる。
  2. マスター編集ファイルの作成 (2): 各チャネルごとに、1小節目で送信設定されているシステムパラメータを編集する(譜面3ページ目一覧表に記載の通り)。
  3. ドラムパートのMIDI打ち込みと編集: マスター編集用のdmsファイルに直接入力する。MIDI規格の仕様通り10チャネルを使用する。ドラム・リズムセクションのみMMLは使わない。
  4. その他パートのMML/MIDI作成: 残りのベースやメロディを各パートごとにMMLで記述して mml2mid によりMIDIファイルに変換する。作成順は難易度やお好みにも依るが、ベースから始めるのが無難であろう。
  5. その他パートのDomino取り込み: 上記4で作成したMIDIファイルを Domino へ読み込み、再生確認の上で問題なければマスター編集用dmsファイルの該当チャネルへコピペ(コピーおよび挿入貼り付け)する。
  6. その他パートのコントロール・チェンジ等MIDI編集: マスター編集用のdmsファイルにてゲートタイムやピッチベンド、エクスプレッション等々の追加編集を行う。
  7. 完成形MIDIファイルの作成(成果物1): 再生確認の上で問題なければ、マスター編集用のdmsファイルをMIDIファイルに書き出す。
  8. 録音: マスター編集用のdmsファイルを再生して Audacity により録音する。
  9. エフェクト編集: 録音したものを Audacity にてコンプレッサー処理する(必須)。仕上がり具合によっては、追加でイコライザーやリバーブなどを適用する(これは省略してもよい)。
  10. WAV書き出し(成果物2): 再生確認の上で問題なければ、Audacity よりWAVファイルを書き出す。

注記

むちろん、上の手順は作業効率を追求した私個人の勝手なやり方であって、これが標準形というつもりは毛頭ない。特に次の3つは他受験者とは違ったかなり特異な手法ではないかと思う:

常識的にはすべての工程をモダンDAW一つで完結させることになるとは思う。とりわけ音楽業界の専門家やキーボードを弾きこなせるユーザであれば、リアルタイム入力で基礎となるMIDIデータの弾き起こしはあっという間に完成するであろう。ただ、使用するDAWソフトにもよるが、その後の追加編集作業が効率的かどうかはまた別問題である。