*1:AWS認定は3年毎に再受験更新しないと資格が失効する。なので、Solutions Architect Associate の更新時期に復習も兼ねつつ Professional を受験して乗り換える、というのも一つの手である。私の場合は2019年8月に Associate を取ったため、更新時期となる2022年8月ごろを目処に Professional へ乗り換え受験するのが合理的ということになる。
しかも洗練されたUIに税込¥24,000という破格な値段である。事実上 Logic Pro X が上級DAWの bare minimum みたいな位置付けになってしまい、上記藤本氏の記事で指摘されるように競合潰しというか、Apple以外のサード・パーティーのメーカーは、ユニークなシンセとかAI作曲支援やら強力なコード・ヘルパーといったもっと他の付加価値で勝負しないと差別化が難しい段階に入っていると思う。
あとはもう私のようなGarageBandユーザであれば、上級DAWの移行先としてはとりあえず Logic Pro X で決まり、という結論が出てしまった感もある。少なくとも1本目のメイン・ツールとしては十分お釣りがくるほどである。
個人的には、本ブログでも無償Prime版を度々取り上げた Studio One が結構気に入っていたのだが(MIDI/トラック編集画面が抜群に使いやすい)、Pro版は結構なお値段がするため、費用対効果を考えたら Logic Pro X に敵わない。
DAWには必ず拍子設定(Studio One の場合は Time Signature)の機能が付いているはずで、これで変拍子などは簡単に編集・挿入できるわけだが、トラック横断的にすべてが一律に変更される。なので、この拍子設定機能を使って、例えばあるトラックは4拍子で、また別のトラックでは3拍子で、といったポリリズムの展開はできない。しかし特にこの機能を使用する必然性はないわけであって、上述のようにクオンタイズのグリッドを自由自在に切り替えれば小節単位であっけなく簡単に編集できてしまう。正にコロンブスの卵である。
著作権ゴロへの対抗上、単純に順列組み合わせですべてのメロディ・パターンをMIDIデータとして生成、著作権化して一般公開したという話。生成自体はニューラルネットの高級技に頼らずともPythonのmidoパッケージとか使って簡単にできそうな気はする、技術的には。これの背景には、近年音楽業界で著作権パクリ訴訟が相次いでいるという世知辛い動きがある(以下 Rolling Stone 誌の記事)。
クオリティ面を考えると、プロの現場では生成データを無改変でそのまま楽曲として採用するわけにもいかず、取捨選択のプロセスが必須のようである。自動作曲全盛の時代となっても、結局のところこうした目(耳)利き能力でプロとアマの差が顕著に現れるのかもしれない。逆に言うと、それ以外の制作過程においてはますます level playing field になってきている。