MIDI検定1級課題曲では変拍子は当たり前のように頻出しており、たとえば昨年の2016年課題曲では、43小節目の1小節だけ4/4から6/4に拍子が変わっている*1。
因みに2級実技では、転調は2016年2月期の練習曲で1曲盛り込まれているが、変拍子については私が知る限りまだ出題されていないようである(下記の過去記事参照)。
Studio One で打ち込む場合の変拍子対応法はいたって簡単で、タイムライン上で拍子を変更したい小節の開始位置にカーソルを移動させ、右クリックでコンテキスト・メニューから Insert Time Signature を選ぶ。
その後に下図のような拍子入力ウィンドウで分子分母の値を修正入力すれば、指定の変拍子が挿入され、それにしたがって1小節あたりの拍子グリッド(縦線)の数も変わる。
変拍子は当然ながら書き出したSMFにも反映され、Dominoで取り込むと下例のようにメタイベント(Conductorトラック)で確認できる。なお、譜面のリハーサルマークやページ記録のために Studio One 内で付記したマーカーもこのメタイベントの中に書き出されるようであるが、MIDI検定では審査対象外なのでそのままの状態で問題ない。