Google Doodle で自動作曲
本日春分の日の Google Doodle は、バッハ生誕334周年を記念した自動作曲ツールになっていて、機械学習を応用した作曲技法に関心がある私にはちょっとしたサプライズだった。
機械学習系の裏の仕組みは Magenta プロジェクトからの流用で、さらにその裏方はかの Tensorflow が担う構造になっている。が、難しいことは考えずにあれこれ試してみると面白い。しかし同時に、対位法をベースにしたコラールというジャンルである以上は、生成されたサンプルのどれを聴いてもほとんど同じでワンパターンにしか聴こえないな、という残念さもちょっぴり感じるところである。
気が利いていると思ったのは、生成サンプルをMIDIファイル (SMF) に落とせるところである。たまたま気に入ったフレーズが生成されたら、これをDAWに取り込んでアレンジしてみてもよいと思う。