DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

Studio One 4 のPrime版がリリースへ

待ちに待った Studio One 4 の無料Prime版が本日よりPreSonusの本家サイトで公開、ダウンロード可能となったようである。前のバージョン3を本家サイトより落としてインストールしていたユーザはメール通知があったかと思う。私も早速アップグレードしたので、以下ちょっとした注意点などをご参考までに。

なお、日本の正規代理店であるMI7のサイトではまだダウンロードの準備が整っていないようであるが、間もなく公開されると思われる。もっとも、本家サイトから直接ダウンロードしてもプロダクト自体に差異はない(はず)。

日本の正規代理店であるMI7では7月13日から遂に公開となった。

www.mi7.co.jp

バージョン4のインストーラーを実行する

アップグレードにあたっては、バージョン3.xのアプリ上から直接更新・上書きを適用することはできないようなので、バージョン4のインストーラーを別途ダウンロードして実行する必要がある。

以下のPreSonusショップからPrime版を選択し、カートに入れてからMy.PreSonusのアカウントにログインした後に所定のインストーラーを落とす。バージョン4からの新規ユーザはまずアカウント登録をする必要がある(製品アクティベーションのため)。

shop.presonus.com

追記 (2018-07-15)

新規ユーザの場合のアカウント登録とインストール方法が下記のSleepFreaks記事で解説されているのでご参考まで。

sleepfreaks-dtm.com

バージョン3からの設定移行は万全

すでにバージョン3.xが入っている場合は、バージョン4のインストール後、自動的にバージョン4をアクティベーションしてくれる。また、ソングファイルの保存場所等諸設定は自動的にバージョン3から引き継がれる。

付属音源の Presence XT およびエフェクトやループ素材もバージョン3のものをそのまま引き継ぐ。したがって、これらおまけのリソース類を改めてダウンロードする必要はない。今回特に新しい素材などは加わっていないようであり、この点は逆に正直言って淋しい。

なお、アプリ・アイコンが若干変更され、以下のような白地基調のものに変わった。

f:id:daw_jones:20180711220616p:plain

言語設定

バージョン4のインストール直後は、自動的にロケールを判定して日本語に設定されるようだ。

ただし、Studio One に限らずDAWの日本語メニューはカタカナだらけで必ずしもわかりやすい・見やすいとは言えない側面がある。なので、英語に変更したい場合は、メニューバーから Studio One > Preferences を開き、「一般」タブの中の言語から"English"を選んで再起動する。

f:id:daw_jones:20180711215440p:plain

新しい機能は限定的

Prime版は機能限定版であるから、バージョン4新機能のごく一部のみがサポートされる。具体的には、以下の3点となっている:

  1. Instrument and Drum Editor
  2. Drum and Melodic Patterns
  3. MP3 Encoding/Decoding

これらについてはまた後日検証記事を上げることにしたい。1はすぐに確認できたが、リズム系のMIDI編集がピアノロールから進化して格段に入力しやすくなっている。ただ、SMF出力時にどういうゲートタイムで書き出されるのか、そこは少し気になる。

もちろん言うまでもないが、UIや基本編集機能はPro版と同様にしっかりと改善されている。

バージョン3は削除してもよい

バージョン4を入れても、今まで使用していた古いバージョン3.xはアプリケーション・フォルダーに残存したままとなっている。これは完全に削除・アンイストールしてもバージョン4の実行にはまったく差し支えないようである。

私はバージョン4を入れた後にすぐバージョン3.5を削除したため、併用できるかどうかは検証できていない。しかし、バージョン4でMIDIキーボードなど周辺機器との接続に問題がないことを確認したら、バージョン3との併用は必要ないだろう。少なくともPrime版での併用のメリットは特にないと思われる。