DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

MIDI検定2級2次のための Studio One 3 Prime 使用上の注意点など

前回記事を受けて、Studio One 3 Prime版をMIDI検定2級2次試験用に使うにあたっての勘所などをまとめる。といっても、SMF自体の作成はMML/Dominoですべて完結するため、再生およびWAVレンダリング処理上の設定・調整のみとなる。

daw-jones.hatenablog.com

音色の選定

GM音源の音色名とその実際の音を参考に決める。完全に同一でなくても同系統の音であれば問題ない。ドラム・キットについては、迷った場合は"Classic Kit"でよい(おそらくGM音源の"Standard Set"とほぼ同じもの)。なお、GMパーカッション・マップには準拠している。

オクターブ調整

MIDI検定の規定により、ギターとベースは譜面記載の音程より1オクターブ下げてMIDIデータを作成しているが、GM音源以外で再生する場合は、譜面通りに戻すよう1オクターブ上げる必要がある。ベースなどは音源側であらかじめ低域シフトしているからである*1

これの対処は実は簡単であり、該当トラックのインスペクターを開いて、Transposeの値を"12"と入力すればよい(下例参照)。ここのTranspose機能を使った場合、インポートした元のMIDIデータはそのままでよく、わざわざオクターブ上げるためのノート編集は不要である(再生時のリアルタイム・トランスポーズ処理となる)。

f:id:daw_jones:20170420171624p:plain

ドラムおよびパーカッションのゲートタイム(デュレーション

MIDI検定推奨値である10前後のままでは、あまりにも短か過ぎて正しく発音できないようである*2。もう少し長くして16分音符程度に調整する必要がある。すなわち、MIDIエディター上でノートを全選択し、マウスでノートの末尾区切りを適当にストレッチして一括調整する。

エフェクト処理

音源の Presence XT 側に簡便なエフェクター類が揃っているので、EQやリバーブ、コーラスといった基本エフェクトに関してはそちらで対処する方が簡単だと思われる(必要に応じて)。残念ながらPrime版で利用可能なDAW側のエフェクトは種類も限られており、機能的にも音源側のそれと大差ないのであまり利用価値がない。

通常のDAWであれば、マスター出力にもEQとコンプを必ず挿入するのだが、このMIDI検定2級対応に限ってはその必要は特にないと思う。コンプレッサー*3を適用せずとも、程よい音圧とそれなりの音質*4でWAV書き出しは可能である。

ボリューム調整とWAV書き出し

各トラックおよびマスターのボリューム・レベルがすべて0dBを下回るように調整する。Prime版ではリミッター・プラグインを挿入することができず、また正規化処理(ノーマライズ)機能もないため、すべて手探りの設定となるが、とりあえず0dB未満を保てば書き出し時にクリップすることはないと思う。

WAV書き出し処理(メニューバーより Song > Export Mixdown)に際して万一クリップが発生した際は警告メッセージが出るので、その場合は再度ミックス画面に戻ってフェーダー調整後にやり直す。上述の通りに0dB未満のルールを守っていれば、何回もやり直しに陥るリスクはほぼないはずである。

*1:これは Studio One 以外のDAWを使用するときでも同様の注意点である。

*2:Studio One ではパーカッション系の音色でもゲートタイムを律儀に解釈適用しているからであろうか。TPQN=960のT5ではそのままでも特に問題ないのだが。

*3:Prime版で用意されているのは、EQおよびハイパス・フィルターに簡易コンプレッサーを一緒くたにしたようなもの (Channel Strip) だけである。

*4:一応まともに聴こえるというレベル。芸術評価なしの2級実技ではそれで十分である。

MIDI検定実技のための Studio One 3 Prime 使用方針

前回記事の続き。生楽器音源の種類がある程度揃っており、その音質も申し分ないので Studio One 3 の無料版であるPrimeをMIDI検定実技用のDAWとして使用することに決めたわけであるが*1、制作ワークフローの中での位置づけというか、使用方針めいたものを簡単にまとめておくことにする。

daw-jones.hatenablog.com

2級対応

以前にも書いた通り、2級に関しては、DominoによるGM音源再生音をAudacityで録音し、適当にコンプレッサー処理すればWAVファイルまで作成できる。つまり、Studio One の使用は必須というわけではない。

daw-jones.hatenablog.com

 

しかし、以下のような理由により、MML/Dominoで作成したSMFを Studio One に読み込んでWAVファイル出力をやることも無意味ではない:

  • GM音源よりもう少し音質を良くしたい。
  • Soundflowerを介した音声出力チャネルの切り替えが煩わしいので回避したい。

ただし、本番では制作時間が非常に限られるため、あくまで時間が許せば、という条件付きとなる。

あと注意すべきは、エフェクト等仕上がりのクオリティは評価されないので、凝ったミキシングをやる必要はない、ということ。ドラムについても、時間がなければパラアウトまでやらなくていいだろう*2

1級対応

MIDIデータの打ち込み量が格段に多い1級については、2級とはまた違ったアプローチが必要となる。

すなわち、2級とは流れが逆で、

  1. MMLを援用しつつ Studio One 側で基本となる楽曲MIDIデータを作成する。
  2. それをDominoへ引き継いだ後、DominoにてMIDIチャネルの割り当てとセットアップデータなどを付加することで最終成果物としてのSMFを作成する。GM音源での再生チェックもDominoでやる。

といったフローになるだろう。

下記の過去記事でもふと漏らしたように、1級対策ではDominoは不要と一旦は思っていたが、GM音源再生用のSMFを作成する上ではやはり不可欠であると判明。そこは利用目的が異なるDAWと上手に役割分担させればよい。

daw-jones.hatenablog.com

 

一方でオーディオCD作成のためのレンダリング処理については、そのまま Studio Oneで制作続行するという分業形態となる。

これは実際にやってみないとわからないが、もし仮に Studio One でのミキシングが満足できない場合は*3、ステム毎または2ミックスのオーディオ出力結果をTracktionへ読み込んで最終ミックスおよびマスター編集をやることも考えなければならない*4。このあたりの詳細はまた追って検証したいと思う。

*1:Prime版はプラグイン追加にまったく対応しておらず、また機能面や使い勝手の観点から、自主制作では Tracktion 5 を継続使用し、両者使い分ける。

*2:Studio One に備わっている、MIDIイベントのピッチ別トラック自動分解(メニューバーまたは右クリックから Event > Explode Pitches to Tracks)を使えば、割と簡単に実現可能ではあるが。

*3:Prime版は内臓エフェクターが非常に貧弱なので、その可能性がないとも言えず。

*4:2級練習曲を使ったテストでは、2ミックスをTracktionで加工編集するだけでも音圧アップやある程度の音質向上は認められる。理想はステム毎のインポート加工とマスター編集であるが、本番でそこまで手を入れる時間的余裕があるかどうかは疑問。

Studio One 3 Prime の MIDI CC 対応について

前回記事の補足訂正。脚注でPrime版はMIDIのコントロール・チェンジ (CC) に再生対応していないようだと書いたのだが、その後の試用調査で概ね対応していることが判明したので、訂正がてら設定方法などをまとめておきたい。なお、以下はあくまでPrime版を前提とした概要である。Professional版では基本的に受信CCの制約がないように見受ける。

daw-jones.hatenablog.com

MIDIのCC対応は Presence XT の問題

MIDIのCC受信対応はDAW本体ではなく、発音させるインストゥルメント側の問題である。これはおそらくどのDAWでも当てはまる注意点だと思う。したがって、今回試用対象とした Studio One 3 Prime 版の場合は、内蔵音源である Presence XT の機能と設定に依存する。

なお、Tracktion 5 など外部プラグインを使えるDAWであれば、各楽器プラグイン側の問題となる(たとえば Synth1 のケースについては下記の過去記事参照)。

daw-jones.hatenablog.com

対応するCCとその他のMIDI制御データ

対応するMIDI制御データの範囲に関しては、Automation パネルを開くと一目瞭然でわかる(下図参照)。なお、最新版の Studio One では、MIDI制御データとその他DAW・音源独自の自動制御データは区別されずに同じ編集ペイン上で編集可能である。

f:id:daw_jones:20180302195820p:plain

対応するCCをまとめると、以下の4つである:

  • Modulation (CC#1)
  • Breath Control (CC#2)
  • Expression (CC#11)
  • Sustain/Hold1 (CC#64)

CC以外のMIDI制御データでは Velocity と Pitch Bend に対応するが、これは至極当然であろう。

ユーザ側での追加設定が必要なCC

Sustain を除く他の3種については、ユーザ側で追加の受信設定が必要となる。すなわち、モジュレーション・マトリックスマッピング定義である。

例えば Expression の場合は、通常は下例の通りに "Amp - Level" にマッピングすれば所望の効果を得る。ここでスライダー*1を右に振っておかないと反応しないので注意する(デフォルトの中央位置のままでは受信反応しない)。

f:id:daw_jones:20170406145056p:plain

モジュレーション・マトリックスの詳細については、Reference Manual の第14章 Built-in Virtual Instruments における Presence XT の説明のうち、最後の方の Modulation Matrix の節(pp.267-268)を参照されたい。

以下の過去記事も参考までに。

daw-jones.hatenablog.com

Presence XT のチュートリアル

Presence XT は、シンセおよびサンプラーエフェクターが一つに合体したような多機能音源なので、最初からマニュアルと首っぴきでは消化不良を起こすだろう。

これも英語資料になってしまうが、短時間で概要を把握するには以下のYouTube動画が非常に参考になると思う。

www.youtube.com

www.youtube.com

Studio One 3 Prime をMIDI検定用DAWとして使う

以上の通り、PBはもちろんのこと、少なくとも使用頻度の高いCCには対応できる。これならMIDI検定実技用のDAWとしては使えそうである。これ以上は長くなるので、具体的な使用方針については稿を改めて書くことにしたい。

*1:受信データに対する音色の反応度合いを決める。右に振れば正比例、左に振れば反比例となる。

Soundtrap AcademyでDAWのプレ導入学習

楽家・愛好家同士のコラボレーションを主眼とした、クラウドベースのDAWとも言えるSoundtrapで、無料のチュートリアル・コースが2種類開講された。

academy.soundtrap.com

 

なお、Soundtrap本体については、3年ほど前に「DTMステーション」でも紹介されていたようである*1:

www.dtmstation.com

 

今回開講したMOOCのうち、Certified Soundtrap Expert の方は、Soundtrap の機能を一通りカバーするチュートリアルになっており*2、英語さえ問題なければ、DAWをまったく触れたことのないユーザ向けの超入門として使えるかもしれない。音楽制作全般のイントロにもいいだろう。

本コースは完全にマイペースでの学習が可能で、いくら時間を掛けても構わないが、各レクチャーは非常に短く簡潔なため、実際のところ集中して取り組めば、早い人なら1、2時間で修了可能と思う。講義内容も、ポップ・クイズ含めて簡単過ぎるほど簡単である*3

ブラウザー(およびiOS/Androidアプリ)で起動可能なSoundtrapのDAWは、案の定基本的な機能に限定されているが、勘所を手っ取り早く習得するにはかえって好都合であろう。基本機能・操作に関しては、どのメーカーのDAWもほぼ同じであるからだ。

Soundtrapの使い道

頻繁にコラボ制作する人には福音だろうか。しかし、私も含め、自分のPC/MacにすでにDAWをインストール済みのユーザは、わざわざ有料プランでフル機能のDAWとして使う必要があるかどうかは些か疑問である。

敢えて活用するならば、無料プランで使える音源の中でも特にギターの音色が結構良いので、例によってオーディオ素材作成機として使えそうな気はする。因みに、楽曲中の各トラックはWAVファイル(44.1kHz/32bit)で落とせる。また楽曲全体 (song) はMP3(320kbps)でローカル保存可能。

または、リズムやフレーズなどの備忘録的な使い方もいいかもしれない。その場合はスマホ等デバイス連携は重宝すると思う。

*1:この紹介記事以来、各料金プラン別の提供機能は大幅に改訂されている。詳細は料金案内ページを参照。

*2:もう一方のコースは、学校教育現場での導入・運用に特化した教育者向けコースである。

*3:正直非常に易しい。おそらく、従来公開していた個別の機能紹介動画の寄せ集めっぽい。

MIDI検定2級2次試験(H28)の合格発表

去る2月末に実施されたMIDI検定2級2次試験(H28年度)の合格者発表が先週金曜日にあったようで、受験申込者65名中39名の合格(合格率60%)という結果であった*1

MIDI検定は年次合格率に結構大きな変動があるが、おそらく受験者数(標本数)が少ないということと、年ごとの受験者レベルが安定しないということに起因すると推定される。少なくとも2級までに関しては、出題水準はほぼ一定とみなせるので、あまり合格率自体に一喜一憂する必要はないと思う。

ここ数年、MIDI検定実技試験の受験者数は、2級2次および1級ともにそれぞれ100名を切って推移しており(1級に至っては50名を切る)、旧制度下でかつて2〜300名前後が受験していた頃が嘘のような寂しさだが、少子化DAWの普及でMIDI打ち込み自体への関心が薄れているせいもあるかもしれない*2

必ずしも仕事に直結しないという意味ではもともと実用性に乏しい資格なので*3、就職コンシャスな大学や専門学校で積極的に受験を推奨していない可能性も疑われる。受験者プロファイルが公表されていないため、あくまで邪推に過ぎないが。

それはともかく、新制度でDAWシフトも果たしたわけだし、協会は楽器フェアなどの場でもっとプロモーションを仕掛けた方がいいかもしれない。巷ではDTMスクールなんてものもちらほら見かけるのだが、MIDI検定の枠組みを使えば安上がりにシステマティックな自学自習もできるわけで、趣味とはいえ、これを利用しないのは非常にもったいない気がする。

*1:私は来年受験組につき今回は受験せず。

*2:DAWでもMIDIは依然として主要な技術要素の一つである。しかし、趣味のDTMだとオーディオのループ素材だけで曲は作れるし、プロでも生録主体で使うのであればMIDIは関係なくなる。

*3:ビジネスとしての音楽産業が左前になっている昨今はなおさら。

生楽器対策用に Studio One 3 Prime

ずっと気になっていた生楽器音源について補足。来年 (!) の受験予定なのでまだ全然先の話ではあるが、主としてMIDI検定1級実技への対応策として必要に迫られている状況である。

以前の記事で、サンプル音源の Sample Tank 3 フリー版を取り上げたが、如何せん無償バージョンだと利用可能な楽器が非常に少ないのが難点である。これだけでは、特に管楽器(ブラス系)は対応できないと思われる。

daw-jones.hatenablog.com

 

もちろん、プロならここで Vienna Instruments とか定評あるオーケストラ用有償音源ソフトの導入が一番近道だろうが、私のようなエレクトロ志向の素人には投資効果がまったく見込めず、正直言って躊躇せざるを得ない。そこで、いろいろ探求した挙句に以下のような究極の (?) 生楽器音源対応策を考える。

苦肉の解決策としては、本記事タイトル通り、Studio One 3 の無料版である Prime を導入し、これを生楽器のオーディオ素材 (WAVファイル) 作成用として使えばよい。というのも、内臓サンプル音源機構である Presence XT は、Prime版であっても管弦楽器等生楽器の音源がそれなりに充実しており、音質も結構良いからである。

www.mi7.co.jp

 

むろん一般的なDAWとしてもそのまま使えるが、これはユーザによって好みの分かれるところだと思う。私自身は、少なくとも自主制作用のDAWとしての使用はまったく考えていない。なぜなら、Prime版の機能制限として、プラグインを一切追加できないという致命傷を抱えるからである*1。これでは自由な自主制作はまったく覚束ないであろう*2

Prime版の機能概要については、下記のレビュー記事および試用動画を参考。

www.dtmstation.com 

www.youtube.com

 

以下は、内臓音源の試聴テスト動画の一つ。ただし、これは 最上位Professional版のデモであり、Prime版で利用できる音源は一部に限定される。が、最低限のMIDI検定1級対策用としては十分であろう。

www.youtube.com

*1:あとUIも看過できない(多分に好みの問題だろうけど)。TracktionのフレキシブルなUIに慣れてしまうと、Studio One や同系統の Cubase みたいなミキシング・コンソールのアナロジーに依拠したかっちりしたUIはどうも苦手になってしまった。

*2:私が試用した限りでは、どうもMIDIのエクスプレッション等コントロール・チェンジに再生対応していないようでもあった(編集ペインは表示されるのだが)。なので、MIDI検定実技用の編集・再生用DAWとしても使えない残念な代物ということになる。どちらかというと、ギター奏者などのデモ楽曲録音機としてふさわしい印象を受けた。[訂正] 内蔵音源 Presence XT のモジュレーション・マトリックス設定で CC#11 Expression の受信再生は可能。これについては別途記事にて補足追記

LoudMaxによる音圧調整

以前書いたミキシングとマスター処理に関する記事に関し、音圧向上の観点から補足しておきたい。

daw-jones.hatenablog.com

前回トライアルでは、音割れを恐れて書き出し時に敢えて正規化(ピーク音量を0dBに強制アップ)しなかったので、書き出したWAVファイルの音量が若干小さい状態になってしまった、という反省がある*1。裏を返せば、音圧を上げる余地はまだ残っていたということになる。

これを解決する手段としては、いわゆるマキシマイザー(コンプレッサーというかリミッターの一種)の適用が最善である。具体的には、フリー・プラグインの割には非常に高品質な LoudMax を、マスターおよび各トラックのフェーダー直前に挿して最終音圧を調整する*2

loudmax.blogspot.com

パラメータが閾値 (Threshold) と出力値 (Output) の2つしかないため、非常にシンプルで使い方も簡単であり、重宝すること間違いない(もっと早くに気付くべきだった)。加えてCPUの負担が比較的軽い。

閾値は一般的なコンプレッサーのそれと同様であり、これを0dBから下げるほど、隠れていた小さい音がもっと前面に押し出され、結果的にダイナミック・レンジは縮小する*3。出力値は、最大音圧を指定し、0dB以外、たとえば-1.0dB等自由に調整できる。なお、brickwall型なので、厳密にその上限値を超えないよう調整してくれる点が非常にありがたい。

これは最後のマスター工程だけではなく、各トラックごとに適用してもいい。全部のトラックに挿す必要はないだろうが、特にキックやベースなどの音割れしやすいパートに適用すると効果抜群である。またCPU負荷が高くなってしまっている等、場合によっては、一般的なコンプに代えてこれだけを挿しても効果あると思う。

私も試しに自主制作中の楽曲に使ってみたが、WAVに書き出しても十分な音量を保ちつつ一切音割れは生じなかった。結構大きめのキック音もまったくクリップしなかったので、相当優秀であると確信する。因みに、マスターにLoudMaxを適用した場合は、書き出し時の正規化処理は当然ながら不要である(むしろやるべきではない)。

LoudMaxとは別種のWebサービスプラグインのレビューではあるが、音圧アップの考え方と効果に関しては以下の記事が非常に参考になる。

av.watch.impress.co.jp

*1:書き出し前に、正規化シミュレーション機能を使ってマスター音量を予めかなり抑制していたせいもある。

*2:ボリュームは0dBの位置でよい。

*3:やり過ぎるとメリハリが失われ、ただうるさいだけの、のっぺりした抑揚のない感じになる。楽曲やジャンルによっては逆効果。