DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

10月の楽器フェアで種々のAMEI主催セミナー

今年の「楽器フェア2018」は、以下の通りに10月19日から21日の3日間、東京ビッグサイトにて開催されるが、AMEI主催セミナーも充実した題目が揃っており、MIDI検定受験者やDAW/DTMに興味ある人はこぞって参加されるといいと思う。と書きつつ首都圏在住ではない私自身は参加できそうにないのが残念である。

musicfair.jp

今年のセミナーで個人的に目を引いたものをいくつか取り上げる。まず一発目の「Future MIDI Expansionの可能性について」でMIDI規格の将来拡張仕様がレクチャーされるが、例えば楽器同士の音色パラメータの相互連携が正式にサポートされるようである。今までSysExメッセージを使って各メーカー毎独自仕様(というかハック?)でデータのエクスポート/インポートをやってたところがMIDI統一規格として拡張されるようだ。この種の拡張仕様が正式版としてリリースされるのはもう少し先のことになるだろうが、将来的にMIDI検定3級・2級試験に反映される可能性が高いと予想される。

daw-jones.hatenablog.com

定番のMIDI打ち込み講座は「基本中の基本から始めるMIDI打ち込み講座」としてMIDI検定4級の入門レベルで開講される。過去に一時期やっていたようなMIDI検定1級レベルの上級者向けセミナーは最近ではやらなくなっている。

daw-jones.hatenablog.com

MIDI以外では「AIエンターテインメントの未来」というレクチャーは正に旬の話題であろう。音楽もAIと無縁ではない現況を反映しているようでとても興味深い講座だと思う。

AIと言えばプログラミングとの関連では、Scratchを活用した講座が2つ提供されるようである(「楽器を使ってプログラミングを学ぼう!」および「Scratch×ボカロ!STEM教育におけるMIDIの活用」)。ただし、当然ながらこれらは子供向け、または教育関係者や親御さん向けのチュートリアルということにはなるが。

scratch.mit.edu

追記 (2018-10-01)

上記のMIDI拡張仕様に関するセミナーについては、「DTMステーション」でも紹介されていた。なかなか興味深いデモンストレーションが披露されるようだ。

www.dtmstation.com