DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

動き出した MIDI 2.0 への規格改訂

国際的な展開としてMIDI規格がバージョン2.0へと改訂に動き出したとの下記記事が結構バズっていたので、備忘録がてら少し触れておきたい。具体的な改訂領域については下記記事を参照していただくとして本記事での繰り返しはなるべく避ける。

www.dtmstation.com

実はMIDI規格の拡張・改訂については昨年10月の楽器フェアでAMEIのアナウンスがあったので個人的には既知ではあったのだが、今年は The 2019 NAMM Show のタイミングに合わせてAMEIとMMAの共同発表となった模様である。

daw-jones.hatenablog.com

まだまだ詳細検討やプロトタイピングの段階であるため、一般市場に公開されて楽器やDAWなどに実装されるのは数年先になると思われる。また下位互換性は維持される方向なので、現行 MIDI 1.0 の規格内容が完全に消滅するわけではないことには留意する必要があろう。

MIDI検定受験を考えておられる方は規格改訂の端境期に入る前にさっさと受験・合格してしまうことを目指す方がよいと思う。何年先になるかは不明だが、今後は公式ガイドブックの改訂と、それに伴う試験内容の変更が当然想定されるからだ。ベロシティー等の値レンジ拡張(現行の0〜127から粒度が細かくかつ拡張される模様)やノート単位のコントロール・チェンジ適用などについては2級2次実技試験への影響も考えられる。