DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてちまちまとDTMを楽しむ記録+MIDI検定1級到達記

Studio One がバージョン 5 になった

最近は仕事だなんだといろいろ忙しくてDAW弄り趣味からはすっかり遠ざかっていたところ、先週になって Studio One がバージョン 5 にメジャー・アップグレード、との喜ばしいニュースが目に飛び込んできた。なお、無償版 Prime の公開はもう少し先の8月に入ってからとのこと。

www.barks.jp

www.dtmstation.com

新機能詳細については、上記記事や代理店公式販売サイトなどを参照してもうらうのがよいと思うのでこの場での引用繰り返しは避ける。

今回のアップグレードで個人的に一番の注目点は、Artist版がついにVST/AUプラグイン対応になったことだ。Artist版は価格が¥10,600と破格の安さで、基本的な付属音源や編集機能に関してはProfessional版とそれほど遜色ないのでかなりお買い得だと思う。Show Page とかスコア編集機能は入っていないのだが、こうした上位機能はライブ活動をするようなプロのユーザ以外は不要であろう。宅録中心ユーザであればArtist版でも十分だと思う。もっとも、Pro版搭載の「コード・トラックとハーモニー編集」機能が欠けているのはやや残念だが。

5月に Logic Pro X の大規模改訂があった際にも書いたように、値段も考慮すればMacユーザだともう Logic Pro がデフォルトで決まり、と考えていたものの、Artist版の¥10,600というのは騙されたと思って買えるギリギリの価格帯なので、とりあえず Studio One Artist で行ってみるという選択肢はとても魅力的だ。

daw-jones.hatenablog.com

私の場合、騙されてみるどころか、本ブログで何度も評しているように Studio One の編集機能は群を抜いて使いやすいと身を以て体験しているため、使い慣れた Prime 版の移行先としては躊躇なく Artist 版をメインに据えることに抵抗はない。

蛇足。Macユーザとしてちょっと気になるのは、Macが本年Q4登場とも噂されるARMベース独自チップのアーキテクチャに移行した場合、Studio One もそれほど長い開発期間を置かずしてARMネイティブ版を投入してくれるのかどうか、という観点。おそらく Logic Pro は即応と想定するが、競争熾烈なDAW市場で生き残りを賭けて早めの対応を期待したいところ。