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DAW悪戦苦闘記

DAWやMIDIを通じてDTMを楽しむ記録。MIDI検定試験にもチャレンジするなり。

2016年2月期練習曲No.1の演習

しばらく Studio One の試用・検証に集中していたため1ヶ月ほど間が空いたが、今回よりMIDI検定2級2次試験演習の続きを再開したい。残り未消化の練習曲は、2016年2月期および2017年2月期の練習曲各々4曲ずつ、計8曲である。なお、私が受験予定の2018年2月期…

アナログシンセ復権の歴史的経緯など

前回記事との関連で、シンセサイザーに関する研究資料や報道記事などを漁っているうちに、近年のアナログシンセ復権の歴史的背景などを解説した良記事があったので、備忘録がてらここに紹介しておきたい。 daw-jones.hatenablog.com 2つあって両者とも内容は…

Synth1のチュートリアル動画

アナログシンセのプラグインについては、私は結局のところSynth1の一択で、それ以外はほとんど使わない状況である。フリーの制作環境という限定条件を付ければ、おそらく私同様のアマチュア初心者にとってはSynth1があれば必要十分だろうと思う*1。 Synth1も…

Studio One とDomino連携によるSMF作成

以下はMIDI検定1級実技に関わる対策である。2級2次実技については関係しない(Dominoで完結できるため)。 楽曲の基本となるMIDIデータの作成 私が試用した限りでは、Studio One 3 Prime (以下S3)のMIDIエディターは機能面で特に不足は見当たらないので、…

MIDIイベント・インスペクタの表記解釈 (Studio One)

Studio One における各MIDIノートのオン/オフ・タイミングと長さの表記方法は、MIDI検定のイベントリスト問題やDominoの表記法と大きく異なるので注意を要する。この読み方については、なぜか肝心のレファレンス・マニュアルには明記されていないようである…

SoundCloudもうダメか

コンテスト出品作を公開保存するためSoundCloudに初めてアカウントを作って以来1ヶ月ほど経過したが、こんなところにまでスパムが蔓延っている状況には正直驚きを隠せなかった。followされたりlikeが付いても十中八九がスパム・アカウントである。スパム問題…

Re:animationのRemixコンテスト結果

先月募集があったRe:animationのRemixコンテスト選考結果が去る15日のイベントにて公表されたようである。 reanimation.jp 優秀作はやはり最先端EDMの四つ打ち様式美から外れず音色が今風で、ミキシングも抜群に上手い。またステム素材の編集加工がさすがに…

Studio One 3 のチュートリアル動画

2級はともかくもMIDI検定1級用に Studio One 3 Prime を使う場合は、ミキシングまである程度深く使いこなせるようになっておく必要がある。そのためには、我流と思い込みを排し、チュートリアルで正しいスキルを効率よく習得したい。 日本語による講座では、…

MIDI検定2級1次試験のイベントリスト問題

MIDI検定2級の実技演習を一旦休止している間、1次試験のイベントリスト問題だけ先行してお試しでやってみた。取り組んだのは、昨年末第18回2級1次試験よりイベントリスト問題の4問である。 残念ながら最初の1問だけミスってしまい、あとの3問は正解したが、…

ストリーミング隆盛による楽曲への影響

今週スラドで以下の記事が上がっていたので、コメント共々興味深く読んだ(本家サイトでも上がっている)。 srad.jp 本件は海外の新聞社やニュースサイトでは方々で盛んに引用されていたようだが、1次情報源はAFPニュースである。 www.afpbb.com つい先日書…

調性の素早い判別方法

MIDI検定2級2次試験の筆記テストでは、課題曲の調性を答えさせる問題が出るようである。楽曲の調性は、言うまでもなく五度圏表を理解・記憶していれば判別可能だが、解答時間がかなりタイトなので*1、もっと迅速に判定するテクニックを体得した方がよい。 幸…

音圧考メモ

DAWを触っていると議論が絶えないのが音圧の話題である。今現在音楽家やエンジニアの間でどの程度支持されているのかは不明だが、ここ30年前後は全体として音圧至上主義の傾向があったことは確かである。しかし、近年は海外を中心に高音圧一辺倒の流れが変わ…

CPU過負荷対策のためのレンダリング (Tracktion)

以前書いた記事のフリーズ処理に関して訂正と補足をしておきたい。 daw-jones.hatenablog.com フリーズあるいは書き出しの必要性 リミックスの場合はオーディオ素材が中心を占めるので、再生時のCPU負荷がそれほど上がらずに済んでいたが、MIDI打ち込み楽曲…

TracktionがWaveformへ進化

本年1月の NAMM 2017 ですでに公表されていたようだが、Tracktionシリーズが発展進化してWaveformとして生まれ変わり、本国ではちょうど1週間前の4月3日に正式リリースが公表された。 icon.jp www.tracktion.com ask.audio 遂にと言うべきか、ミキサー・コン…

MIDI検定2級2次のための Studio One 3 Prime 使用上の注意点など

前回記事を受けて、Studio One 3 Prime版をMIDI検定2級2次試験用に使うにあたっての勘所などをまとめる。といっても、SMF自体の作成はMML/Dominoですべて完結するため、再生およびWAVレンダリング処理上の設定・調整のみとなる。 daw-jones.hatenablog.com …

MIDI検定実技のための Studio One 3 Prime 使用方針

前回記事の続き。生楽器音源の種類がある程度揃っており、その音質も申し分ないので Studio One 3 の無料版であるPrimeをMIDI検定実技用のDAWとして使用することに決めたわけであるが*1、制作ワークフローの中での位置づけというか、使用方針めいたものを簡…

Studio One 3 Prime の MIDI CC 対応について

前回記事の補足訂正。脚注でPrime版はMIDIのコントロール・チェンジ (CC) に再生対応していないようだと書いたのだが、その後の試用調査で概ね対応していることが判明したので、訂正がてら設定方法などをまとめておきたい。 daw-jones.hatenablog.com MIDIの…

Soundtrap AcademyでDAWのプレ導入学習

音楽家・愛好家同士のコラボレーションを主眼とした、クラウドベースのDAWとも言えるSoundtrapで、無料のチュートリアル・コースが2種類開講された。 academy.soundtrap.com なお、Soundtrap本体については、3年ほど前に「DTMステーション」でも紹介されてい…

MIDI検定2級2次試験(H28)の合格発表

去る2月末に実施されたMIDI検定2級2次試験(H28年度)の合格者発表が先週金曜日にあったようで、受験申込者65名中39名の合格(合格率60%)という結果であった*1。 MIDI検定は年次合格率に結構大きな変動があるが、おそらく受験者数(標本数)が少ないという…

生楽器対策用に Studio One 3 Prime

ずっと気になっていた生楽器音源について補足。来年 (!) の受験予定なのでまだ全然先の話ではあるが、主としてMIDI検定1級実技への対応策として必要に迫られている状況である。 以前の記事で、サンプル音源の Sample Tank 3 フリー版を取り上げたが、如何せ…

LoudMaxによる音圧調整

以前書いたミキシングとマスター処理に関する記事に関し、音圧向上の観点から補足しておきたい。 daw-jones.hatenablog.com 前回トライアルでは、音割れを恐れて書き出し時に敢えて正規化(ピーク音量を0dBに強制アップ)しなかったので、書き出したWAVファ…

2015年2月期練習曲No.4の演習

MIDI検定2級2次試験演習の続き。今日は、2015年2月期練習曲セットから、最後の練習曲No.4を取り上げて分析し、要点を整理する。 私が調べた限り、利用可能な過年度練習曲セットは2014年2月期以降の4年分なので、現時点でちょうど半分消化完了となり、残りは2…

コード進行ツールを作曲支援に使う

1週間ほど前にチャレンジしてみたリミックスの演習は、音響素材編集や楽曲アレンジ、ミックスダウンとマスタリングの面で相当勉強になり、DAWユーザとして一挙に経験値が上がった感触がある。もちろん、楽しいことこの上ないので、私のような初心者はMIDI打…

2015年2月期練習曲No.3の演習

MIDI検定2級2次試験演習の続き。今日は、2015年2月期練習曲セットから練習曲No.3を取り上げて分析し、要点を整理する。 この曲は、すでに手掛けた練習曲No.1やNo.2に比べれば易しいと感じられる。8ビートのロック調でリズムはどちらかといえば単調だし、調性…

2015年2月期練習曲No.2の演習

ご無沙汰していたMIDI検定2級2次試験演習の続き。今日は、2015年2月期練習曲セットから練習曲No.2を取り上げて分析し、要点を整理しておく。 入力を始める前に譜面全体のチェックを あまりにも当たり前過ぎることではあるが、初心者として改めて肝に命じなけ…

ミックスダウンとマスタリングの注意点 (Tracktion)

前回記事と若干重なるところもあるが、最終工程であるミックスダウンとマスター編集・WAV書き出しに関し、やってみて得られた知見を改めて整理しておきたい。勘所は他DAWとも大方共通すると思う。 daw-jones.hatenablog.com トラックの整理とバス共通化 ドラ…

オーディオ素材の加工とリミックス (Tracktion)

前回記事の蛇足。お試しの軽い気持ちでいろいろ制作作業をやってるうちにドハマリで、初心者なりに気づいた注意点や T5 (Tracktion 5) の限界などをメモしておきたい。 daw-jones.hatenablog.com 下準備について 素材吟味の重要性 今回は8種類のステムが用意…

Re:animation リミックス・コンテスト

今ちょうど Re:animation のリミックス・コンテストが作品募集中で、私のようなDAW初心者はビギナー部門で練習がてらに応募してみるのもいいかもしれない。特にオーディオ素材の加工編集スキル習得にちょうどよい機会であろうと思う。MIDIばっかりでは面白さ…

2015年2月期練習曲No.1の演習

先月末で一段落したMIDI検定2級2次試験練習曲による制作演習の続き。今月は、2015年2月期練習曲をNo.1から順番に取り上げて行く予定である。今日はその練習曲No.1の分析と勘所について補足しておきたい。 daw-jones.hatenablog.com ハンマリングとプリングオ…

複数音源のレイヤー合成 (Tracktion)

Tracktion 5 上での音色レイヤー合成の実現方法について備忘録的にまとめておく。 音色のレイヤー合成とその目的 レイヤー合成とは音色の重ね合わせのことであり、音色に厚みや広がりを持たせる目的でEDM等において多用される。単色では線が細いストリングズ…

LANDRの試用感

AIで自動マスタリングするという触れ込みのWebサービス LANDR がずっと気になっていたのだが、無料サービスの範囲でちょっと試してみた。 daw-jones.hatenablog.com 結論から言うと、特に必要ないな、という印象である。 今回の試用サンプルは、MIDI検定2級2…

クラシック風楽曲の生楽器対応フリー音源

MIDI検定2級実技の場合はGM音源使用でもまったく問題なく、芸術評価がない分、少々音色のクオリティに不満が残ろうが特に対策を打つ必要はないと思われる。しかし、1級実技の2次審査ではそうも行かない可能性が高い。そうなると、例えば2014年の1級課題曲の…

2014年2月期練習曲No.4の演習

今回は、第15回MIDI検定2級2次試験(2014年2月期)練習曲の最後の演習題材として、 練習曲No.4を取り上げる。 本曲は調性がFマイナーで、フラットが4つも付いているので、どのパートも正確なピッチでのノート入力に苦労させられると思うが、特に音数が多いク…

MIDI検定1級公開セミナーの動画など (2)

前回の続きというか蛇足。その他1級実技対策上の課題や問題点、セミナー3回全体を通しての感想などを追記しておきたい。 daw-jones.hatenablog.com 1級対策用の作業フローや使用ツールについて 1級課題曲のスコアを見て確信したのは、Dominoはたぶん使えない…

MIDI検定1級公開セミナーの動画など (1)

楽器フェアなどのイベントの一コマとして、MIDI検定1級受験者のための学習セミナーが催されていたようで、2012年、2013年および2014年の3回分がYouTubeで公開されている。いずれも、1級の課題曲を作成担当している作曲家の外山和彦先生をメイン講師として、…

ベロシティの表現と編集 (Domino)

前回の続き。 daw-jones.hatenablog.com 今回は下図譜面例のようなストリングズにおけるベロシティのダイナミックな調節を取り上げる。 各ノートのベロシティ値は、実はMMLでも指定可能ではあるが、Dominoの方が直感的に編集しやすく結果の確認も容易である…

ピアノの代表的なMIDI入力ポイント

今回より次の練習曲に移り、第15回MIDI検定2級2次試験(2014年2月期)練習曲からNo.3を演習例題として取り上げる。本曲は、珍しいことにチャネル10のドラム・パーカッションが存在しないバラード調の曲である。 今までの演習(練習曲No.1およびNo.2)で遭遇…

EDM制作講座が面白い

たまたま発見した以下のEDM制作講座(めずらしくも日本語)がなかなか勉強になったのでご参考までに。丁寧な解説ナレーション入りなので、DAWの自学自習に使えるであろう。また昨年12月アップなので技術的に古いという心配は無用と思う。クリエーターの方に…

ドラムの各楽器パーツ別トラック分解

過去記事にて将来課題の一つとしてまとめたように、本来ならばドラムについてはキックやスネア等各パーツごとにトラックに分離してエフェクト処理をする必要がある。そうせずに単一トラックでマスター編集した場合、特に不満を覚える大きな問題は、キックが…

本日は第18回MIDI検定2級2次試験の日

今日2月18日は表題試験の実施日である(課題提出は20日消印有効)。と書きつつ、私は来年の次回19回受験組のため、直接は関係なしの状況である。 今さら他の受験者の励ましになるかどうかはわからないが、YouTubeに過去の年配受験者の合格コメントがアップさ…

ナチュラルの指定とその有効範囲

前回の続き。本例題曲(第15回MIDI検定2級2次試験練習曲No.1)のスコアではナチュラルが多用されているので、それについて補足しておく。 daw-jones.hatenablog.com MMLによるナチュラルの指定方法 本曲の調性に基づきFの音にはシャープが付く。すなわち G M…

オクターブの指定について

DominoとMMLを併用する場合のオクターブの合わせ方について、初回演習時に書き漏らしているので、ここで改めて補足しておきたい。 Dominoの環境設定 Dominoでは、メニューバーより ファイル > 環境設定 と進み、「全般(1)」サブパネルを開く。ここの「オクタ…

連符の入力方法 (DominoおよびMML)

今回よりしばらくは第15回(2014年2月期)MIDI検定2級2次試験用の練習曲のうち、練習曲No.1を演習素材とする。ジャズ・スイング調の本曲は3連符を多用しているため、連符の基礎練習にふさわしいのではないかと思う*1。 練習曲No.2を使った以前の初回演習同様…

TracktionによるMIDIデータ編集 (5)

一応前回まででMIDI検定1級実技対策をも見据えた制作手順の確立と編集スキルの基礎固めは一通り完成できたのではないかと思う。あとは当面の間、2級対策としてひたすら練習曲のMIDI打ち込み演習を繰り返すということになろう。 ただし、SMF制作以外にも今以…

DTMクイズで一息

まさかのBuzzFeedにDTM関連のポップ・クイズが出されてた。コーヒーブレイクにでもお試しあれ。 www.buzzfeed.com 激ムズと銘打ってはいるものの、これはまぁMIDI検定受験者またはDAWユーザであれば全問正解して当然かと。一応私も全問正解したです。

TracktionによるMIDIデータ編集 (4)

前回の続き。今回の作業工程としては、エフェクト処理とWAVファイル出力ということで、いよいよ最終段階である。 daw-jones.hatenablog.com エフェクト処理の基本方針 T5の場合、プラグイン・エフェクトを挿入する対象は、個別のクリップ、トラックおよび楽…

TracktionによるMIDIデータ編集 (3)

前回の続き。今回は、ドラム・キットのプラグインを出力フィルターに挿入して発音させることを試みる。といっても、プラグインの挿入操作自体はソフトシンセの場合とまったく同様であるから、前回記事の繰り返しは避ける。 ドラム・パーカッションの場合はむ…

TracktionによるMIDIデータ編集 (2)

前回の続き。前回は、SMFすなわち楽曲MIDIデータを読み込んだところで終了した。 daw-jones.hatenablog.com 今回は、そのMIDIデータに従ってプラグイン・ソフトシンセを発音させる設定までをやってみる。なお、ドラム・パーカッション系かそうでないかで勘所…

TracktionによるMIDIデータ編集 (1)

今回より、すでに実習で制作済みのSMF(標準MIDIファイル)をDAWに取り込んで編集加工を実践し、一連の作業フローを確立しておこうと思う。これは2級実技では必ずしも必要な作業工程ではないが、芸術評価の加わる1級実技では必須と考えられるので、DAWの習得…

MIDI検定3級成績表および合格証受領

正直今さらではあるが、昨年末に受験・合格したMIDI検定3級試験の合否通知・成績表、および3級合格証(ライセンスカード)を昨日郵送受領した*1。 daw-jones.hatenablog.com 今回の私の総合点は95点であった。知識問題は重箱の隅を突くようなマニアックな設…